
「ひかりだけ」ではなく「てかりだけ」と読むそうです。この日は茶臼小屋のテン場に荷物を置いて、今回唯一の日本百名山・光岳を往復してきました。悪天候の中で!

朝、雨です。6時前出発。

荷物をデポするゆうても、水だガジェットだとそこそこ重い。

15分ばかりで稜線に出ると、強い雨風。レインカバーが吹き飛ばされそう。

20分ほどして2604mの茶臼岳に到着。

そこからかなり下山します。せっかく登ったのに…早くも樹林帯。

悪天候ですが、花とキノコはたくさん見られます。トリカブトのお花畑。

どうせレインウェアを着ても蒸れるのでシャツになる。

9時前。さして景観もよくない易老岳に到着。

再びガツンと下って、今度は長い長い沢沿いの登りを超えた先に静高平。

小屋では水を分けてくれないのでこちらの水場で汲んでいきます。

光岳の道中にはちょいちょい木道がありますね。

11時10分、テントを出て5時間でようやく光岳小屋に到着。

そのまま光岳2591mへ。11時半、ここまで1組の登山客としかすれ違わず…。

無駄にソーラーパネルまで持ってたのに行動食を忘れたため小屋でご飯をいただきます。

お昼はカップうどん400円。コーヒーにはビスケットが付いててシャレオツ。

ちょっと天気が良くないなかゲット復路。今年は雨でお客さん全然いないんだって。

先が見えない往路より、復路の方が楽ちん。17時頃茶臼岳に戻ってくる。

時おり西の空が少し晴れる。バーサライトパンツのおしりが岩で破ける。

出発から11時間後。ようやくテントに戻ってきました、今回一番の景観。もうダメ。
かようなわけで、荷物が少ないから楽勝だろうと考えていた光岳ピストンですが、アップダウンが相当あり、雨にも降られてけっこうタフな道のりでした。パンツは破れるし、靴下も穴が空くし。
もっとも畑薙大吊橋から光岳まで12時間くらいでピストンしちゃう人もいるんですけどね。ぼくが遅いだけという話もありますが、それでもヤマケイガイドのコースタイムは鬼すぎると思います。だいたい現地の標識の方が正しかったです。
つづく。
関連リンク
・光岳 - Wikipedia