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呉さんと別れた四国ツーリング3日目は、今年で4年連続で訪れることとなる直島でのアート巡りです。メインイベントは4回目にしてようやく予約することを学んだ、家プロジェクトの「きんざ」。その他、時間はたっぷりあるので、いつになくじっくりと地中美術館を堪能しました。写真はジェームス・タレル《オープン・ザ・スカイ》の日没直前。この作品を存分に楽しむには閉館後のナイトミュージアムに参加する必要があるのだそう。そうか、まだやり残したことがあったか…。
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モーニングうどん。湯だめうどんが好きなのですが、これは失敗。
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原付二種だと300円くらい運賃が安い。
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呉さんも見とれた大巻伸嗣《Liminal Air -core-》。車のリアのトーテムポールのごとし。
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そんなこんなで8時過ぎ出港。
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相変わらず女子率高めですが、それよりカップルの方が多い。
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なめらかな瀬戸内をすべり、フェリーは直島着。まだ9時なので、宿の手配などをする。
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あと、赤かぼちゃで記念撮影するのは鉄板ですね。
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4年目にして初めて気づいた映画『007』を誘致するための記念館。
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瀬戸芸2014では来られなかった宮浦ギャラリー六区。大竹伸朗のわりに大人しい。
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本村ラウンジでミュージアムリンクパス2周目だん。有効期限ギリだった。
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いつものように「南寺」からまわって、「護王神社」へ。
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ここは虫よけ必携ですね。持って来なかったから咬まれたけど。
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これはファティマの聖母か!待ってる人がいなかったのでもっとゆっくり見ればよかった。
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家Pでもっとも長時間まったりできる「角屋」。あー、落ち着く。
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「石橋」はなんか急かされる感じ。「はいしゃ」の良さが4年目にして理解できた。
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いよいよ「きんざ」へ。内藤礼《このことを》。1人だけが体験できる発見に満ちた作品。
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うどんばっか食ってるとラーメンが恋しい。らあめん積が安くて美味しかった。
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レンタルサイクル泣かせの坂をバビューンと登って、眼下に黄かぼちゃ。
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そんで地中美術館に参ります。ミニくまちゃんはバッグイン。
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入館14時前なんですけど、「そういや閉館18時の館内って?」との興味から居座ることに。
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モネ、タレル、マリア、カフェをぐるぐる巡って巡って4時間。カマキリがいる。
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日没後の《睡蓮》は判別できないほど素晴らしいものでした。黄かぼちゃから民宿へ。
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買い出しに出かけた「はいしゃ」でトリシティは500kmを迎えました。パチパチ。

いつものごとく撮影禁止なので家Pの一部のおうちと、地中美術館の写真がまったくございません。いずれも安藤忠雄による設計がよろしいのですが、ほぼ記録できないため、結局ガイドブックを買いました。

そして「きんざ」。内藤礼《このことを》は、プレ豊島美術館とも言うべき、15分の限られた時間では足りないくらいな、小さな気づきの連続でした。まだまだ発見できなかった隠れキャラがあったはずです。その攻略には、やっぱりガイドブックを買えってことでしょうか。

しかしなにゆえ地中美術館が4時間耐久になったかと言いますと、当日の再入場すら不可だったからです。ぼく的にはモネの前室ででも、タレルの部屋ででも、カフェででも、館内どこででも、長時間意識を飛ばしておくことができるのですが、なんとなく学芸員の人たちの目線が気になり「こいつ、まだいたのかよ感」で非常にいたたまれない気分になりました。これを回避するには、強いハートを持つか、カップルで来るかだと思われます。

そう、今回の直島で気になったのはやたらカップルが多かったことです。4年前は女子グループが中心だった気がするのですが、いまやカップルが圧倒的。そして外国人旅行者も着実に増えているようでした。ぼくもカップルで来れば4時間の居座りも楽だったのに、と思いながらも長時間沈思黙考することも、この先の人生なかなかなかろうということで、孤独をじっくり噛みしめました。

そしてきんざと、日没ギリギリまで地中美術館を堪能したことで、4年連続でお参りした直島も、ひとまずフジロック的な気持ちの区切りがつきました。次は、2016年の瀬戸内国際芸術祭か、誰かをエスコートするか、仕事で来るか、くらいの理由がないと来ないかもしれませんね。もちろん、地中美術館は何度来たって良いのですが、他の小さな島にも行ってみたいのです。

というわけで、今夜は直島の民宿でステイ。明日は朝一番のフェリーで宇野港へ行き、豊島を目指します。昨年と同じだ…。

つづく

関連リンク
ベネッセアートサイト直島
素顔の直島(直島町観光協会)-トップページ
らうめん積 香川郡直島町積浦 グルメ(ラーメン)/ナイスタウン