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呉さんと巡った「山とうどん編」、その後に訪れた「瀬戸内アート編」以降、トリシティ旅を全然更新していないのは徳島県南の実家に戻ってのんびりしているからです。昨日は友達と場末のスナックで酔いつぶれてしまったので、今日こそは溜まった原稿をやっつけようと思ったのですが、そろそろお天気が崩れるとのことで晴れているうちにアウトドアを楽しむことにしました。
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いつも訪れる日和佐川はさすがに冷たすぎるので、田井ノ浜で海水浴にします。
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近年、日和佐道路ができてアクセスしやすくなった県南。しかし原付二種は走行不可でした。
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誰もいない海でぷかぷか。海抜0mからのランドスケープも好きです。防水デジカメ必須。
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一路、亡父の墓参り。大雨の影響で道が寸断されている。
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ついでに四国最東端の蒲生田岬へ。道路が整備されてものすごく来やすい。
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心臓破りの階段を昇れば太平洋と瀬戸内海を隔てる紀伊水道を一望できます。
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沖合にはフェリーから見えた伊島。ここは神野姓ばっかりなんですよね。
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日没は海と反対方向なのが徳島の残念なところ。だから夕焼けに憧れがあるのかも。
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県南の名物喫茶「大菩薩峠」。やってなかったけど。
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小腹が空いたので橘のコインスナックに寄りました。うどん自販機が現存する貴重な場所。
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ぼそぼそ麺ながら、200円できつねうどんと天ぷらうどんが食えます。
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稼働してなかったけど、50円でコーヒーや生姜湯が飲めるドリンクサーバーも!

サーファーの友達からも教えられたんですが、やはり徳島で海水浴をするならば、最低でも田井ノ浜以南で楽しみたいところ。透明度が違うのです。懸念されたクラゲもまったくおらず、少し肌寒い風が吹いていましたが気持ち良く漂流することができました。ちなみに初めての彼女と一緒に泳ぎに行った思い出の地でもあります。

しかし8月の大雨の爪痕は深く、剣山の483号線が寸断されていたように、県南でもところどころ通行止めの箇所がありました。修復にも優先順位があるはずで、やがて人口減が加速すると「以前は抜けられた峠道がもう使えない」という事態が普通に発生することになりましょう。それは登山道とて同じこと。誰も登らないからトレイルがどんどん荒れていくのでしょう。

酷道やマイナールートを楽しむなら今のうちです。

そして、四国の東西南北の端っこでは、もっとも影の薄いかもだ岬。昔から地元では「蒲生田(がもうだ)」と呼ばれていたはずですが、最近CIを経たのか「かもだ」とクリアな読みにあらためたようです。しかしこの岬は、テントが気持ちよく張れそうな広場はあるし、駐車場にはトイレもあるし、2km手前には立ち寄り湯もあるし、キャンプツーリングには最適の岬であるかもしれません。

で、うどん自販機ですよ。かつてはコインスナックという自販機コーナーが街道に点在し、うどんやそばをはじめ、ハンバーガー(グーテンバーガー)、ボンカレー(ご飯とカレーがセット)、カップヌードル(縦長サイズのどん兵衛はここでしかお目にかからない)など食品自販機がところ狭しと並んで、トラック運転手や非行少年たちの腹を満たしていたものです。ぼくも中学生の頃、コインスナックにハマり、土曜日のお昼はボンカレーと天ぷらうどんの500円セットを楽しんでいました。それがコンビニの台頭で激減し。いまや郷愁をそそる貴重な存在です。

たまたまご年配のオーナーさんが保守に来ていたので、話をうかがったのですが、うどん自販機は現在徳島で3台しか稼働しておらず、ひとつがここ橘、残る2つが貞光と土成にあるようです。なくなるのも時間の問題かもしれません。

そして肝心のトリシティですが、いよいよ走行距離が777kmを超えました。四国上陸時のオドメーターが150kmくらいだったので、すでに600kmも走りました。今日も海岸へのアクセスや、墓地への迂回で未やむえず舗装路を走る機会があったのですが、前二輪によるスタビリティは圧倒的。LMWでオフロードスクーターを産み出していただければ、より積極的にダート走行を楽しめそうです。

明日から天気が崩れるため、ツーリングらしいエントリはこれでおしまいになるやも。あと帰りのフェリーからの夕焼けが楽しみですが、果たして晴れてくれるやら。

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横田自販機コーナー うどん自販機 徳島県阿南市