『レッツエンジョイ東京 ソロ活の達人』の第2回で訪れたのは「ヨコハマトリエンナーレ2014」。しかしお仕事ゆえ撮影や取材に気を取られ、アートを存分に楽しんだとは言いがたい面もあり、もう一度プライベートで行ってみることにしたのです。
11月3日までなので、残り2週間もありません。グッズも半額です。
テレビからまさにうんこが垂れ流されている、キーンホルツ夫妻《実用芸術 No.1》。
やっぱりヨコトリ1番の見どころはこれ。サイモン・スターリング《鷹の井戸》。
ホームレスとサーモンサンド。よく考えたら横美はインスタレーションが少ない。
新港ピアへ。取材時の評価は低めだったんですが、よくよく見たら横美より良い。
さらに個人的にはもっとも好きなBankART Studio NYKへ。
でたらめに打楽器を演奏してみる。
パチリんこ。作品は玉石混交ですが、何より1階の《川俣ホール》が素晴らしい。
ひときわ異臭を放つ原口典之《オイルプール》。しかし背中が太りましたな。
そして黄金町へ。前回のスタンプラリーの続きをやります。
正直、残念作品ばかりですが、スタンプラリーを口実に街に迷い込むのが醍醐味かと。
一番はシンディー・望月。高架下のポール・モンドック《スメバミヤコ》もなかなか。
長屋を借りて暮らすのもありかもなあ。騒音と日当たりが悪そうだけど。
あと、会場外れのmujikobo作品はなかなか良かったです。乳房みたいなレモン。
とうとうコンプ!でも商店街の3カ所で買い物するミッションはクリアできず…。
仕方なくMARK IS みなとみらいでお好み焼き。チケット半券で10%オフだよ。
初回と異なり、サクサク見てまわれた2回目のヨコトリ。メイン会場の横浜美術館は、個々の作品で気になるものや好きなものがあるものの、どうしても箱の制限からかテーマごとに蒐集した作品群、つまりは普通の展覧会の範疇を出ず、「この空間にずっといたい」と思わせるムードにはなりがたい気がしました。これは都市型だから仕方ないのかなと思ったりもするのですが、昨年のあいちトリエンナーレの名古屋会場は箱の狭さを感じさせないパワーがあったので、やはり展示の仕方なのかなとも思います。
一方、映像作品が多いせいで前回はあまり魅力を感じなかった新港ピアですが、あらためて訪れてみると空間が広かったり、海が近かったりで、会場自体に力があります。作品も粒ぞろい。そのため今回は新港ピアの評価が自分の中であがりました。
アートフェスらしさを楽しむのであれば、BankART NYKや黄金町バザール2014がより「らしい」です。特に黄金町は作品はアレですが、京急の高架線に沿って並ぶ長屋と、その路地裏に迷い込むのが真骨頂かと。長屋には飲食店もひしめきあっていて、こういう三丁目の夕日的な街で暮らすのも面白いなと思った次第です。たぶん無理ですけど。
そんなわけで、一度目はソロ活で、二度目は2人で訪れたヨコトリ。正直アートフェス巡りはソロや大人数より、ペースがあう人間同士ペアの方が何かと動きやすい(し立ち止まりやすい)のですが、ソロ活の達人を標榜するからには、1人で楽しみきる工夫も編み出さねばなりません。ま、そのひとつがミニくまちゃんの存在だったりもするのですが、9月の地中美術館4時間待機を思い出すに、長居しても不自然じゃないサムシングを考えたいところです。
やっぱあれですかね、スケッチブックで絵を描いてるフリをするとか?
関連リンク
・ヨコハマトリエンナーレ2014