この週末、4度目となる越後妻有に行ってきました。11月5日以降、ほとんどの展示が雪囲いのため非公開という、いわばシーズンオフです。迂闊でした。
金曜深夜に出て、ひとまず道の駅クロステン。米製フィギュア「ちんころ」。
かろうじてミニくまちゃんサイズ。明石の湯でほっこり。
土曜ですがキナーレはガラガラ。やっぱりクワクボリョウタの作品が研ぎ澄まされてる。
お昼は農家の店「あぜ道」。おからコロッケは美味ですが、暖かい蕎麦が食べたかった…。
というか、へぎそばが苦手かもしれない。
関根哲男《帰ってきた赤ふん少年》にはいつまにか服が着せられていました。
移動してまつだい農舞台。ほとんどの展示は雪囲いのため終了。
河口達夫《関係──黒板の教室》。センセイ、はいはーい。
写真に騙されがちなファブリス・イベール《火の周り、砂漠の中》。
越後妻有特有のかまぼこ型倉庫が帽子になって、ミニくまちゃんにぴったんこ。
今回初めてお茶したジャン=リュック・ヴィルムート《カフェ・ルフレ》。素敵。
越後松之山森の学校キョロロへ。機動戦士カラーのキャラがカッコいい。
ほとんど自然学校なんですが、越後妻有の自然に触れるにはぴったんこかと。
キョロロの10階分の塔をあがる。紅葉は終わりかけかもね。
庄野泰子《キョロロのTin-Kin-Pin──音の泉》。閉館間際でお客さんゼロ。
去年もお世話になった松之山温泉の自炊宿みよしやに投宿。実はお風呂が源泉かけ流し!
併設の食堂・寿々木で津南ポークと那須のステーキをいただく。
翌朝も雨。迷った挙げ句、田島征三の絵本と木の実の美術館へ。
去年初めて訪れた際は、ちょっと大味すぎてピンと来なかったんですが。
今回は企画展の岩谷雪子『植物展──雪深き地にて──』が素晴らしく繊細で見直した。
主に枯れ葉などの植物を編んだり塗ったりした作品。宝石のようです。
朝ご飯抜きでぺこぺこだったためランチを併設のHachi Cafeで。田島さんもいました。
素敵なカフェですが、入館料700円、ランチ1300円(ドリンク込)とお高め。
物価が東京価格なので、今回の旅も3万円くらいかかってるんですよね。可愛い靴。
ずっと雨だったんですが、ジェームス・タレル《光の館》へ行くだけ行ってみる。
なんということでしょう、晴れ間が差してきたではありませんか。
藤原吉志子《レイチェル・カーソンに捧ぐ──4つの小さな物語》。
しなのがわバルでお茶。
清津峡小出温泉よ〜へりで最後の湯治。ゲット復路。
帰りは赤城高原PAのシャンゴ風スパゲティー。つけあわせのパスタを思う存分食べる感じ。
というわけで、シーズンオフにて見たかった展示はほぼ閉鎖、なおかつ天気はほぼ雨という、散々なコンディションでしたが、しかし、雨だったおかげで常設展示をゆっくり訪れることでその良さを再発見したり(特に絵本と木の実の美術館)、最後は晴れてくれたので光の館に救われたり、でなんだかんだと良い旅になったと思います。また来年の夏のトリエンナーレ『大地の芸術祭2015』が楽しみです。
ちなみに過去記事。
里山とアートの越後妻有路
「大地の芸術祭 2012」を補完する雪解けの越後妻有路だよ
今月2度目のキナーレ
関連リンク
・大地の芸術祭の里
・新潟県十日町市松之山温泉。「湯治」 - 自炊と素泊りの宿-民宿 みよしや
・湯処よーへり(清津峡小出温泉) - 十日町市観光協会