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今日から始まったWORLD ORDERの2015年ツアーを拝観すべくZepp DiverCityに行ってきました。昨年も同じことを書きましたが、観覧車の下にあるZepp Tokyoじゃありませんからね。ガンダムの方です。

2014年ツアーと会場が同じなら、ステージ上にそびえる巨大なLEDスクリーンも同じもの。くわえて、編曲・畑中正人、映像・WOW、演出・タグチヒトシ/GRINDER-MANと主要スタッフも昨年と変わらぬ布陣です。

それだけにステージの完成度は、2012年7月の東京国際フォーラムから翌年春の日本武道館、そして2014年ツアーへと至る、この2年半のWORLD ORDERのライブ活動の集大成とも呼べるべきものでした。ステージ構成は基本的に昨年を踏襲しながらも、特にコンテンポラリーダンス畑のGRINDER-MAN的な難解さがやや控えめになり、わかりやすい「カッコ良さ」や「美しさ」「面白さ」の比率が高まっていたのが印象的でした。

と言うのも今まで拝見したGRINDER-MANのパフォーマンスや演出には、わりとお客さんを放り出しちゃうところがあったように思うのですが、それが昨年の『ZETTAI RED』を経てタグチさんの心境に変化があったのか、あるいは須藤元気氏との綱引きの結果なのか、ともあれアート性とエンタメ性が程よいあんばいで成立していたからです。

親密でゆるいオープニングから、多幸感あふれるキラーチューンで一気にたたみ込む。楽曲アレンジもスペイシーでレイブ感がマシマシ。めくるめく映像とダンスのシンクロも極まれり(本当にシンクロナイズドスイミングみたいな場面もありました)で、観客が拍手を送るタイミングも、エンディングもわかりやすーい!

かように完成度が高まったステージだけにMCで須藤元気氏が「こういうライブも今回が最後でしょう」的なことをコメントしており、「すわ、GRINDER-MANとの決別か!」と思ったんですがどうなんでしょうね。

これで東京国際フォーラムから始まったライブのスタイルが終了ということなのでしょうか。劇団四季でいうとロングランの演目がいよいよ千秋楽、みたいな。あるいは現在の音楽業界ベースのコンサートやライブといった形態からはいったん離れて、別のパフォーマンス披露の道を探るのかも知れませんねわかりませんね、今後こっそりタグチさんに訊いてみますね。外野が勝手なことを申しますと、WORLD ORDERはアートパフォーマンスとして海外進出してもいいんじゃないかなと思わないでもありません。

ともあれ、現在のWORLD ORDERのライブはこれが最後。ツアーは──

●1月14日(水) Zepp DiverCity
●1月18日(日) 大阪オリックス劇場
●1月20日(火) Zepp Nagoya
●2月2日(月) Zepp Tokyo(観覧車の方ね!)


と続きます。まだ席に余裕があるみたいなのでご興味ある方は足を運んでみてくださいね。

関連リンク
WORLD ORDER オフィシャルサイト
GRINDER-MAN - the performance art group