今夜はJulianna Barwickの東京公演に行ってきました。ラジオから流れてきたシューゲイズでアンビエントな音楽に耳を傾けていると、なにやらヨンシー(シガー・ロス)の相棒アレックスが新譜をプロデュースしているアーティストというではありませんか。しかも今週金曜にキリスト教品川教会でライブを行うと聞き、これはまたとないチャンスだということでお邪魔したのです。
セカンドアルバム『Nepenthe』からお気に入りの『One Half』。Liveバージョンなので実際の雰囲気に近いです。
Julianna Barwick
ブルックリンを拠点に活動する女性ソロ・アーティスト。自身の歌声を多重録音し、まるで天上から降り注ぐ賛美歌のように圧倒的な空間を作り出す孤高のシンガーソングライター。2011年にスフィアン・スティーヴンス主宰レーベルAsthmatic Kittyからリリースされた2ndアルバム『ザ・マジック・プレイス』が、世界で最も影響力のある音楽メディアといわれるPitchfolkで8.5点/ベスト・ニュー・ミュージックを獲得するなど、国内外で軒並み高い評価を受けた。最新作『NEPENTHE』はシガー・ロスのプロデューサーとして知られるアレックス・ソマーズを迎え、アイスランド・レイキャヴィークにてレコーディングし、Amiinaがストリングスで参加。聴くものを天頂へと誘う至極の作品となり、Pitchfolkでまたも8.5の高評価を獲得、これまでにA TAKE AWAY SHOW、KEXP、Pichfork Festivalへの出演、Siguar Rosのサポートアクトを務めている。本来日が待望の日本初公演となる。
ライブは、生録したフレーズをループ再生しながら音を積み重ねてゆく──こういうの、なんと呼ぶんでしたっけ? 一人多重録音というか一人アンサンブルのような構成。たった1人のステージなのに静謐から荘厳、繊細から激情へといたる楽曲展開で、クリアで伸びの良い高音ともあいまって「もしかして、昇天?」と勘違いするほどの二アデスエクスペリエンス感が味わえました。
実際、途中でうとうとしちゃったんですけど、それくらい気持ち良かったのです。
これから新潟(売り切れ)、神戸、大阪をまわるみたいなので、シガー・ロスやアルバム・リーフ、カイト、レイト・パレードのようなポストロックがお好きな方はどうぞ。で、実は今夜のPAが福岡功訓さんで、会場にはグラインダーマンの伊豆さん a.k.a 巨乳もいらしたそうです。なるほど、そういうこと?
関連リンク
・FOUNDLAND feat. Julianna Barwick | FOUNDLAND
・Julianna Barwick – Interview | FOUNDLAND