土曜日にWRの森下さんと小林(昴祐)くんと3人で裏日光の雲竜渓谷へ恒例の氷瀑を見に行って来ました。ちなみに初めて訪れた2012年がこちらで、2013年がこちら(2014年は大雪にて断念)。早めに行かないと駐車スペースが埋まってしまうので、出発は金曜夜。クルマを出してくれた森下さんは、帰宅するまで丸2日くらい寝られなかったのではないかと思われます。おつかれさまでした。
人気が高まってきているのかゲート直前の駐車場はいっぱい。夜明け前に出発。
あかね色に染まるのは一瞬です。
つづら折りの舗装林道を登ること1時間で、砂防ダム展望スポットに到着。
冬用グローブだとデジカメが操作しにくいので写真がとても少ないです。
ほら、早くも到着。氷瀑の入り口までおよそ2時間強。
初めて訪れる2人にはめっちゃ感動してもらえました。
しかし過去2回に比べると氷瀑が少ない気がする。
でも午前中は快晴で、停滞中あまり寒くなかったのが嬉しい。
いっちゃん奥の雲竜瀑まで来ました。今年は爆発してるみたいな変なかたち。
パチりんこ。
雲竜瀑を見下ろすスポットで昼食です。2人はラーメン。ぼくはパンと白湯。
帰りにもう一度。小林くんがおもろいポーズで写真に収まりました。
それにしても雪が少ないので登山道が痩せてて危険です。
氷の神殿を見下ろす。
こちらは雲竜瀑方向まで、アイスクライミングする人たち。氷が薄そうでヒヤヒヤ。
休憩中、派手な音を立てて氷瀑が崩壊してましたが、これ食らってたら死ねた。
恒例の氷瀑の裏にまわります。日陰だから良いものの、日向のものは崩落危険。
帰り支度をはじめたのは10時でしたが、どんどんやってくる登山客たち。
人多すぎてないわー、とドン引きしながら帰路に就きます。
ちなみに本日の装備。ヘルメット必携です。正午前にはクルマに到着。
その後、お風呂に入って、佐野「万里」でラーメンを食べました。パーフェクトデイ。
備忘録的にメモっておきますと、まず注意すべきは登山口までのアクセスです。今回スタッドレスタイヤを履いた大型ミニバンで向かったのですが、車体が重いせいか、タイヤで磨き上げられた轍のブラックアイスのせいか、ゆるめの坂道なのに全然登っていかず、一時は「クルマを置いて登山口まで歩かなくちゃいけないの?」と一同めちゃくちゃ焦りました。結局「轍を避けやや路肩に寄せて走る」「坂道の手前でしっかり加速しておく」「坂道の途中で停車・再加速をしない」という走り方でなんとか登山口まで辿り着くことができました。
歩いて登山口まで向かったとしたら、ゆうに1時間はかかったはずなので、ほっとひと安心。大型車の場合はチェーンも用意していた方がいいかもしれません。
誤算続きですが、次の誤算は新調した冬山グローブが分厚すぎて、超軽量トレッキングポールの狭いストラップ穴に通らなかったことです。手首からぶら下げられないので、始終指に力が入りジワジワと疲れました。この組み合わせの悪さを、あまりシビアではない雲竜渓谷で知れてよかったです。ついでに言うと今回の天候では、厳冬期用のグローブはオーバースペックだったかもしれません。カメラの操作もいちいち脱がないと不可能だし、薄手の手袋も用意していけば良かったです。
雲竜渓谷はあまりシビアではない、と書いたばかりですが、それでも「足を滑らせたら死ぬな」と確信できる場所がちらほらあるのも事実でして、特に馴れないアイゼンで足がもつれると容易に転倒するので、本当に注意と安全装備(ヘルメット)は大事だなと思いました。というか実際に雲竜瀑にアプローチする崖っぷちの核心部で、アイゼンがもう片方のパンツの裾に引っかかってあやうく滑落するところでした。そして薄手のパンツだといとも簡単に穴が空くんだなということも知りました。
オーバースペックに見える冬用のウェアやギアにはそれぞれ意味があるんだなと思い知った次第です。
なお、これまた雲竜渓谷帰りの恒例になりつつある佐野ラーメンですが、今回の「万里」は本当に大当たりでした。ワンタンの皮みたいなベロンベロンの麺は、いかにも胃に優しそうなたたずまいと食感で、子連れファミリーが多いのもうなずけました。また食べたい。
というわけで昨年の燕岳以来の登山でしたが、リハビリとしてはちょうど良かったと思います。おしまい。