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昨年3月にオープンした目黒川沿いのカフェテラス・ミモザが、ただいま2月〜3月限定の「ひと皿につきお酒1杯をコーディネートした、飲み比べ食べ比べフルコース」をひっそりと展開中です。前菜からサラダ、メイン、デザートにいたるまで、全6品のお料理・デザートに対し、それぞれのメニューを引き立てるお酒が1杯ずつ供される、泥酔待ったなしのコースですが、オーナーシェフの芝岡さんから「ぜひ、ミニくまちゃんもお試しください」という挑戦を受けましたので、ノロウイルスから回復したばかりの胃腸をヘパリーゼで防御しつつ迎え撃ってまいりました。そこへ助太刀いただいたのは、屈強な胃腸をお持ちであろうと見込んだ、旅タレント&チョークアーティストのはぴさや先生です。さて、勝負の結果やいかに。
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昨年コグレさんとも訪れましたね。やや久しぶりのMIMOSAです。
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前菜は旬の山菜天ぷら(こごみ、ふきのとう、タラの芽)。あま〜いトマトがアクセント。
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山菜の苦みにあわせるのはビール。炭酸で油を飛ばすという狙いもあるとか。タラの芽うま!
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前菜パート2は北海道厚岸産の生牡蠣。ゆずの香りと塩味だけとシンプルながらジュ〜シ〜。
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対するは日本酒スパークリングにゆず果汁、お塩をパラパラ。お口が磯の香りでいっぱい。
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冷菜「赤貝のマリネ」「アボカド、ホタテ、サーモンのケーキ仕立て」「甘エビの唐揚げ」。
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迎え撃つのはロゼのスパークリング。お酒のコクが丁寧で端正なお皿の味を引き立てます。
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1皿1杯、かつ鬼門の醸造酒ばかりで、だんだん酔っ払ってきたぞ…。ほくそ笑む芝岡氏。
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お魚の主菜は黒ムツのポワレにモルドバ産の辛口白ワインを。魚肉はもちろんスープが旨み!
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お肉の主菜、鹿のローストがすかさず登場。胡椒のありなしの違いも楽しんで、とシェフ。
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ここに来て登場する2種(!)の赤ワイン。正直、酔っ払いすぎてこの辺記憶があやふや。
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デザートのガトーショコラにも、ジャックハニーが添付。やったー、得意分野の蒸留酒やー。
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甘いジャックハニーを楽しんでいたら、コースに付かないおまけのデザートラムまで登場。
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途中で体温が急激に低下して、厳冬期用のダウンを装着しました。命を賭けた戦いでした。

というわけで6皿6杯では済まされず、6皿8杯(本当は7杯)とどう考えても飲み過ぎになってしまった、ミモザの「人間をダメにするちゃんぽんコース」。どの料理も美味ウマだったのですが、特においしかったのは天ぷら、牡蠣、黒ムツの骨で取ったスープ、じゃがいものピューレでした。

そんな美味美酒コースの気になるお値段は、1万円です。食材の準備などもあるので3日ほど前には予約を入れるのがベストです。

芝岡シェフいわく「たぶんワイン1本分くらい飲まれましたよ」とのことだったので、お料理6品とワイン1本ということなら納得のお値段なのではないでしょうか。とはいえ、飲み過ぎなのは明らかです。個人的には各お酒の量を2/3から半分くらいの飲みきりサイズにしていただいて、8000円ほどにお値段を抑えるのもアリなのではないかと思います。特に最初から飛ばしすぎるとメインで酩酊(メイン酊)してしまうので、前菜や冷菜のあたりほどお酒の量を絞り、徐々に量を増やしていくといいんではないでしょうか。

ともあれ、ゲス視点で見ますと女の子を酔いつぶすには最適なコースです。しかし、今回で言えばはぴさや先生の方がピンピンしていたことを鑑みますに、男が先に酔いつぶれる可能性大ですのでご注意ください。

芝岡シェフ、ごちそうさまでした。

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カフェテラス ミモザ
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