MacBook
Apple Watchには心が微動だにしない熊山です。スマートウォッチの便利さは、シチズンアイバートMで痛感していますし、iOSアプリとの連携で手放せないほど便利になること請け合いなのですが、なにぶんアップルにとって腕時計は未知の領域。iPadのデビュー時同様、初代は有料ロードテスト機となる気配がプンプンです。きっとApple Watch2は、まったく別のフォルムに生まれ変わることでしょう。ばかりか、iPod nanoやiPod shuffleのように世代ごとにかたちを変える可能性すらあります。それだけ肌身に近いデバイスは最適解を導き出すのが難しい。というわけで、いまのところApple Watchは自身のアップルへの帰依と信仰を表明するキャラクターシンボル以上のものではないとの判断です。

本題はMacBook


現在は、5年落ちのiMac 27インチを母艦に、MacBook Air 13インチ(2013 Mid)をサブに、MacBook Pro Retina 15インチ(初代)をタンスのこやしにしています。何をするにもバルーンがくるくる回転するiMacは、いずれMacBook Pro Retinaに置き換えるとして、問題はAir。実際もっともヘビーユースしている端末だったりするのですが、ディスプレイが美しくない上に解像度も低いので、たまにMBPRを起ち上げるとあまりの落差に愕然とします。

そこで待ち望んでいたのがMacBook Air Retinaだったのですが、MBA 11インチよりもさらに薄く軽量で、なおかつ高解像度の新MacBookが登場したことで、がぜん買い替える気満々となりました。

もちろん、懸念がないわけではありません。1口しかないUSB TypeCポートをはじめ、打鍵感が未知数の新型キーボード、じゃじゃ馬っぽい感圧式トラックパッド、ネットブックレベルの心臓部Intel Core M、ファンレスによる夏場のクロックダウン、カタログ値9時間しかないバッテリーなどなど。なのに最安構成でも税込16万円もいたします。

ただ個人的に気になるのはバッテリーの保ちくらいで、後の要素はどうにかなるんじゃないかと思っています。というのも、USBポートなんて全然使いませんし(ただ、SDスロットはよく使う)、キーの打鍵も慣れの問題、トラックパッドはなんなら感圧をオフにして従来通りのマルチタッチで使えばいいだけですし(できるよね?)、非力と評判のCPUも──MBA第2世代がデビューした際にも揶揄されましたが、蓋を開ければ十分実用に耐えたように──意外とサクサクしているんじゃないかと思うからです。Windowsに比べて倍くらいの感覚のプレミアム価格も、アップル1%ローン12回払いを駆使すればなんとか乗り切れそうです。

3色のうち、ボディカラーはどれ?


幸い購入を急いでいないので、実際は4月10日の発売日にデモ機で確認してから決めたいと思いますが、目下の課題はボディカラーをどれにすっかという問題です。

第一印象ではiPhoneとおそろでコーデすべくスペースグレイもいいかなと思ったのですが、色味がiPhone同様に真っ黒ではなく中途半端なガンメタっぽいので、MacBookというようりもASUSとかDellの後発機といった風情です。一方のゴールドも、どうせならもっと下品さが欲しい。

というわけで現在の気持ちはシルバーです。なんとなく従来のMacBook ProやMacBook Airのデザイン文法のまま、ダウンサイジングした感があって比較するのが面白そうだから。ただ、これもiPhone5s以降のTouch ID周辺の光沢シルバーリングのような、余計なワンポイントがあしらわれていると興ざめです。今回でいえば、光らなくなったアップルロゴの鏡面仕上げが気になるところ。もっとも、ここにはミニくまちゃんシールを貼るので問題ナスですが。

そんなこんなで、重さ920gというだけでも乗り換えチェンジする予感が過積載の新しいMacBook。用途が微妙に違いますけど、もうiPadがいらないかもしれませんね。購入した暁には、またこのブログでお披露目したいと思います。あと、時空の乱れによりぼくがあっさりApple Watchを買っている可能性もなきにしもあらずです。今のうちに謝っておきます。

関連リンク
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