2005年2月に作った有効期限10年間の日本国旅券。先月末で有効期限が切れたものの、当面海外に行く予定がなかったので更新せずにほったらかしていたんですが、突如お仕事が降って湧いてきたのであわてて申請してきました。やっぱりライターなら、いつでも海外取材に対応できるようパスポートは切らしてはいけませんね。
10年パスポートの有効期限は実質9年半
その理屈でいくなら、実は昨年の2014年9月末に更新しておくべきなのでした。というのも、国によってまちまちですが残存有効期限3〜6カ月分(+滞在日数)のパスポートがないと入国できないからです。つまり、10年パスポートを持っていても、残りの半年はほとんど使いものにならない、実質有効期限は9年半なのです。てことは5年パスポートなら、4年半? コストパフォーマンスが悪いですね。
知らなんだ…というのは嘘で、実は半年前からわかっていたのですが、前述したように海外渡航の予定がなかったのでほったらかしにしていたのでした。
もっとも面倒なのは戸籍のお取り寄せ
実際、知らなかったというか前回の申請が10年前だったので、うっかり忘れていたのが、パスポートの申請に戸籍抄本が必要だってことでした。ただ、東京都の場合、住民票はいらないんですね。
それでも──
・貼付用証明写真(コンビニでプリントしたので200円)
・戸籍抄本を送ってもらう手続きと費用と時間
・申請手数料 1万6000円
などなど手間とお金がかかります。今回からIC旅券なので、なおさらお値段アップです。もっとも面倒くさいのは戸籍抄本・謄本のお取り寄せかもしれません。でもこれって、マイナンバー制度が始まったら簡略化されるのかしら? …とちょっと内閣官房のウェブサイトを調べてみたんですが、そこに脱力放心してウンコもらしそうな回答が掲載されていました。
Q1-6 マイナンバー(個人番号)が導入されると添付書類が不要になると言われていますが、住民票の写しや戸籍の添付が全て不要になるのですか?
A1-6 マイナンバーの導入により、平成29年1月から国の行政機関など、平成29年7月から地方公共団体で情報連携が始まり、社会保障や税、災害対策の手続で住民票の写しなどの添付が不要になります。
ただし、現時点でマイナンバーが使われるのは、法律や条例で定められる社会保障や税、災害対策の分野に限られるため、それ以外の分野の行政手続では、引き続き住民票の写しなどの添付が必要になります。
また、戸籍はマイナンバーの利用対象に入っていないため、番号の利用が始まった後も従来どおり提出していただく必要があります。(2014年6月回答)
うむ、なんでしょう、イット革命ここにあり!って感じですね。