この週末は、生まれて初めて六本木アートナイトに行ってきました。これまでSNSで何度も見かけたイベントでしたが、例年開催中に知る体たらく。いよいよ伊豆牧子さんにお招きいただいた昨年の《六本木パレード ふわりたい ながれたい つなぎたい》はちょうど「ミニくまちゃん展」と会期がかぶってて行けずじまい。というわけで、いよいよ今年潜入することができたのでした。
ミッドタウンのゴジラから逃げつつ、とりまコアタイム前に作戦を練ります。
ミッドタウン地下は公募展。獣ハイヒールの住田依里《Canon》。ふわふわのファーファ。
小林万里子《世界で待ち合わせ》。鮭の一生を描いているようです。透け感がさわやか。
原田武《The small world in daily life》。ミニくまちゃんもスモールワールドの住民です。
山田弘幸《The fluctuation》。写真がずるずると溶けてますね。
仏師でもある大塚亨《Empty closet (m13)》。洋服の木造彫刻。ありがたや。
通行人の会話を固定した加藤立《untitled story》。ニンニンEDかと思えば妖怪ウォッチ?
まだ昼間なので、アートデコトラ《ハル号》もおとなしい。
その他、ミッドタウンではさまざまな賞の展示が。準グラがひときわ目立ってた。
Tokyo Midtown Award 2014も展示。85《鎧カッパ》はミニくまちゃんサイズ。
楊枝がおみくじになってる《おみく枝》土屋寛恭。すぐ商品化されそう。
この日だけ界隈の美術展は軒並み500円ゆえ『若冲と蕪村』をチェック。しかし人大杉!
サントリー美術館内にある《夜の虹をつくろう!》。人とLEDのチカチカで酔ったかも…。
HP回復のため《富士山グラスで乾杯!》に参加。以前いただいたのは311で割れました。
今日のハイライトは飲み痕が富嶽三十六景風になったこと。しかしビール容量少なくね?
次第に日も暮れ、菅野創+やんツー《SENSELESS DRAWING BOT》。よくあるやつ。
ギニュ〜特戦隊のキレに感心しつつ移動。石田尚志《色の波の絵巻》。iTunesのような。
テレビ朝日前は「リライトプロジェクト」キックオフ!!。枠に好きな言葉を入れよう。
ふと空を見上げるとラブホ「空室」の案内かと思いきや、Ingressのイベントだったぽい。
十和田市現代美術館でもおなじみ、中崎透《Sign for public art》。
さて、ヒルズに移動。宇野亜喜良展やってるんですね。マペットのまがまがしさがいいです。
やたら集客力があった《DANCE TRUCK》。フジロックの深夜オアシスみたいなノリ。
2階から観たのでよくわからなかった《ズンマチャンゴのかけら箱》。
再びヒルズに戻ると《ドラ×ヨーコ 六本木スペクタクル》。最近ドラびでおづいてますね。
誰のなんという作品かまったくわからない。勝手にタイトルするなら《チャンプロード》。
六本木のいたるところで小芝居をする《六本木アートナイトスイッチ》。
いったんホルモン焼き食って再びヒルズ。大山エンリコイサムのライブペイント。
1987年エッフェル塔で展示されていた《300mのレインボー》。古典。
リニューアルした森美術館の『シンプルなかたち展』。そう!今なら年パスが3000円よ。
最後にアケボノ号を観て、新宿行きの無料バスで帰りました。
初めての六本木アートナイトでしたが、これまでSNSで伝わってきたような狂った作品はさほど見受けられませんでした。昨年みたく六本木通りを封鎖するくらいのはっちゃけを観たかった。個人的にはあまり興味がないんですが、同時期に開催されていたニコニコ超会議の方が、「新しいものが生まれそうな熱気」や「わけのわからなさ」という点ではよほど現代アート的だったのかもしれませんね。
ともあれ、六本木アートナイトがどんなものか、なんとなくわかりました。比べるものではありませんが、やっぱりぼくは地方型のアートフェスが好きです。当たり外れ含め、感動の振り幅が大きくなるという点で。
でもいろいろ勉強になった部分もありまして、来年予定している『ミニくまちゃん展 - 5th Anniversary Exhibition』(仮)の方向性やアイデアもいただきました。ごっつあんです。
関連リンク
・六本木アートナイト2015