
南房総 宿泊・滞在型観光推進協議会の現地見学会のつづきです。前回は東京湾フェリーで三浦半島の久里浜から房総半島の金谷(鋸南町)まで渡り、真っ昼間から浜焼きでビア、ほろ酔い気分で鋸山・日本寺散策を楽しみました。その後、バスはさらに南進し南房総市のビワ狩りへとしゃれこみます。

全国的にも珍しいビワ狩りが楽しめる里見農園。30分2000円です。

ビワ農家のおじさんにもぎとり方を請います。

果汁は服につくと落ちないので注意な。なお、ビワ狩りができるのは5月中旬から1カ月だけ。

実家の庭になってのたでテンションあがりませんが、やはり売り物はちゃんと甘い。

その後、道の駅に行くと1箱4000〜5000円で取り引きされておりました。元は取れたかな。

そこから北上し富津市へ。今宵は釣りと鉱泉の宿「さざ波館」にお世話になります。

オーシャンビューが望める2階のお部屋。クーラーがなくても風が涼しく落ち着く…。

『金色夜叉』貫一のモデルとなった巌谷小波(さざ波)が旅館の名付け親だとか。

4市1町村のプレゼン後は懇親会。鋸南町の花の妖精たちとパチり。おじさんは町長です。

今回のホストである富津市からは佐久間市長も参加。ミニくまちゃんが政界に近付く。

釣り宿らしく、素朴な漁師料理でおもてなす。煮魚がしみじみうまい。

要予約の穴子のせいろ蒸し。ダイエットを忘れて完食。

その後、中森さんがぼくの部屋で飲むというので慌ててお風呂をいただきましたが…。

待てど暮らせど誰もやってこない…、寝よう。

2日目。6時半に起きて朝の散歩に出かけます。すべり台を下りたら海へ抜ける小径。

海釣り組は5時半に起きて頑張っていたそうです。おつかれさまです。

海に伸びてって突然途切れる防波堤ってどうもこうして切なくなるんでしょうか。

弟橘媛(おとたちばなひめ)の像まで歩きました。この辺の馬出し祭のルーツだそう。

ほどよくおなかを満たせる朝ご飯。これくらいがちょうどいい。

お世話になったさざ波館を経ち、一行は富津岬にある潮干狩場に向かいます。

3月中旬から9月中旬まで1人1800円で楽しめるそうです。穴場はここ。川!

面白いように取れました。でも持って帰れるのは2kgまで。超過分は1kg900円かかります。

うちの近所のスーパー、アサリ100g85円なんだけど…深く考えない方がいいですね。

潮干狩りで汗を流した後は富津岬にある明治百年記念展望塔でまた汗を流します。

しかし景色は相変わらずくもり!かろうじて第一、第二海堡が確認できます。

見えた?

建造物としてはカッコいいですが、野宿ライダー視点では野宿に使えなさそう。

続いて富津埋立記念館にやってきました。後ろの文字はハマコーさんによるもの。

トップの写真はここんちの漁船模型にミニくまちゃんが乗ったものなんですね。

昔ながらの手こぎ船もございます。いいなー。『兄弟船』が脳内再生。

地味に気に入ったのは立体ジオラマで見る、さまざまな漁法の解説でした。

そろそろおなかも減ってきた頃でしょう、というわけで「ひろ寿司」にてランチ。

再び黄金色した炭酸水とともにいただくのは、富津グルメ・海堡丼です。

この日はまぐろ、生穴子、たこ、イカ、カツオ、トリ貝、青柳、玉子という布陣。

アジのなめろうと、青柳&あさりのフライも付いてきました。満足満腹。

で、またほろ酔い気分になった一行はツアー最後の生のり工場見学に参ります。

金色のマイク片手に、設備投資による借金苦を訴える社長。

壁一面に張られた観光バスの写真にバスマニア歓喜というか、狂気を感じます。

ともあれ酔った体に無料の生のりのみそ汁がしみるぜ。

しかしお土産の売れ行きが芳しくなかったか、社長自らバスに乗り込んでダメ押しセール。
社長のガッツに「たぶん借金の返済終わってるな」と思いながら、ビールの酔いでウトウトしていたらいつのまにか東京湾アクアラインを抜け、横浜駅に着いておりました。なんという速さ! 東京湾フェリーやばい! というわけでもなく土日ともなると木更津のアウトレット客などによる大渋滞が発生するみたいなので、東京湾フェリーで帰るって手もありますよ。
ともあれ、濃密に食べて飲んだ2日間の南房総の旅(主に鋸南町、南房総市、富津市)でしたが、ただただ残念だったのはお天気がよくなかったことです。お天気さえ良ければ、鋸山や展望台からは三浦半島や富士山の景色が、旅館からは夕焼けが楽しめたことでしょう。
特に夕焼けに関して、これは観光業界のみなさんに対して声を大にして発信したいんですが、サンセットビューでの食事を売りにしている施設でもない限り、夕焼け時間帯に夕食時間を設定しないでほしいということなんですよ。夏だと日没が19時前後なので、食事はできたら17時台か、20時以降が理想。ぼくはこの時間の縛りが嫌で素泊まりにしているほどです。
話はそれましたが、いずれにしましても、魚介グルメに登山、ビワ狩り、潮干狩り(2kgもあるアサリが冷凍庫に眠っているんだけど、何に使おう)、釣りとコンテンツだらけの南房総でした。これからの時期は海水浴もありますしおすし。ぼくもマザー牧場の無料チケットをいただいちゃったので、今度東京湾フェリーを使って行こうかななんて考えております。
ありがとうございました。またねー。
関連リンク
・びわ狩り里見農園(千葉県):夏のフルーツ狩り&野菜収穫スポット2015:るるぶ.com
・【公式】南房総 地魚料理と海辺の旅館 さゞ波館(さざ波館)
・富津漁業協同組合
・たび旅富津 富津市観光協会の総合情報サイト
・富津市 ひろ寿司|富津の地魚を使った寿司・地魚料理・天ぷら