10日ほど前のことになりますが、目黒雅叙園で8月9日まで開催されている『和のあかり×百段階段』展に行ってきましたよ。百段階段とは、目黒雅叙園に唯一現存する昭和10年築の木造建造物で、東京都の有形文化財にも指定されている歴史的にも価値のある建物。それぞれのお座敷が99段の階段でつながっているのだそうです。
百段階段に至るエレベーターからして豪華。笑っちゃうくらい。
えんえんと続く百段階段。端っこに何段目かちゃんと番号が振られています。
この百段階段のそれぞれのお座敷を、12の和のあかりで彩っているのが当展。
昔の金持ちを相手にしていただけあり、欄間とか天井絵とか考えられないくらい豪華。
あかりとあんまり関係なさそうだけどキレイだったので江戸切子。プレモルの色味。
もちろん部屋によって当たりはずれがあります。星光の間「草木のあかり」は大当たり。
ほおずきのランプ。やたら完成度が高いと思ったらショップで売ってました。
もうちょっと作品数を絞っても良かった気はするけど「和紙のあかり」も素敵。
乗ってません、上からぶら下がってるだけです。撮影OKなのも嬉しかった。
最上階「提灯のあかり」。柳井金魚ちょうちん祭りの帽子がかぶれます。
ただ、なんといっても一番は「祭りのあかり」の青森ねぷた。このHDR感がヤバい。
盃からお酒をいっぱい拝借しますね。おっとっと。ズレてる。
その他、こういう斬られ役なども楽しめます。
あまり期待していなかった和のあかり展ですが、百段階段の成金趣味のおもむきと、当たりはずれがありながらも見るべき作品はぽろぽろありまして、なかなかどうして面白い展示でした。夏の暑さから逃れ、ひんやりした100年前の建物の中で、ぼうとともる灯りを見ているだけでも十分癒されます。また、普段は撮影ができない百段階段で撮影OKにされたのも素晴らしい判断。普通の美術展でも庭園美術館みたいに混まない平日なら撮影OKとか柔軟に対応してくれたらいいんですけどね。
ともあれ、ぼくはねぷたが好きなようです。いつか本場のねぷたをまとめて見てみたい。
帰りに、隣のお客さんが「桃缶食ってるみたい!」と絶賛していたので、『桃缶食えよ』と内心思った、スタバのピーチなんとかフラペチーノ。ぼくはダイエット中なのでホイップクリームなしなしでした。感想は「桃のパピコ」かな。
関連リンク
・和のあかり×百段階段 催し物|目黒雅叙園