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iPhone5sユーザーなので順当に6sへ乗り換えるとして(気持ち的には6s Plus)、今回の発表で気になったのはiPad ProとApple Pencilでした。アスペクト比3:4の12.9インチって、用紙にするとどれくらいのサイズなんだろう? チラっとググるとB5とA4のあいだらしいので、雑誌編集者のゲラチェックには最適かもしれません。

未来のメモ帳としてのiPad Pro


ぼくはもうほとんど雑誌をやっていないので、さすがに校正のためだけにiPad Proを購入するのは費用対効果が悪すぎです。が、これをLivescribe wifi スマートペンの代わりに使うとしたら「アリかも」と思わなくもありません。

というのも、この2年間愛用しているLivescribe wifi スマートペンですが、どうやら輸入元だったソースネクストが販売を終了したくさいのです。なんでそれがわかったかと言いますと、最近OLEDディスプレイの表示がどんどん薄くなっておりまして、明るい場所ではステータスがまったく確認できなくなっちゃったので、そろそろ新調しようとしたらいつのまにか販売ページが消失していたからです。市場に出回っている在庫でラストっぽいのであわてて1台確保した次第。

2GBモデルを2年と1ヶ月ほど使った結果は、ノートが4冊目に入ったばかり(1冊目は試供品なのでページ数がやや少なめ)で、インクカートリッジはたぶん12本くらい消費し、残り容量は──ディスプレイが暗くてよくわからないんですが──おそらく400MBほど。ぼくの仕事量が少ないのもありますが、いずれにせよ大容量の8GBモデルは必要ありませんでした。

感想は、2年でOLEDディスプレイがイカれて残念。あと、何よりインクカートリッジの消耗が早い。ちなみにインクカートリッジは、割高ですが学研のエコーペンの芯がそのまま使えるので、これもまた確保しておきました。後は本格的にぶっ壊れてしまう前に、新しい本体に乗り換えておくべきなのかもしれません。

これで後2年は使いつつ、その間に、画期的なメモ音声同時記録ソリューションが生まれてほしい。

ただ、現在のLivescribeに期待するのは難しいかもしれません。なんせ最新モデルにして後継機のスマートペン3は、「紙とペン」のペアだけでは使えず、録音にはiOS端末を要する仕様になっちゃったからです。こんなんなら、いっそiPadでメモを取りながら録音した方がマシ。幸い、Livescribeのコンセプトのようなメモ音声同時記録アプリはすでに存在しています(Soundmarkとか)。

そこへきてiPad ProとApple Pencilの登場です。きっと、Apple Penciと親和性の高い手書きメモと音声録音を同時におこなうアプリも生まれてくるでしょう。画面も広いので書き込みも閲覧もきっと快適なはずです。

iPad mini 4は隠れた名機じゃないかしら


ただ、メモ帳だと考えると700gは重すぎだし、(用途はなにもメモ書きに限りませんが)本体とペンで10万円超という価格は高すぎます。と考えると、前述した快適さは落ちこそすれ、きっとiPad mimiでApple Pencilを使うのが最適解なのかもしれません。

というわけで、Apple Watch同様に初モノには手を出さず、しばらく様子見のかまえ。

そもそもiPad Proにキーボードカバーを付けると、MacBook 12インチと同じくらいの重さになっちゃいますよ。それでいて用途は微妙に異なるので、Surface Proなら1台で済むところを、同じようなパッケージの端末を2台(2kg弱)持ち歩くハメになります。ますます様子見。

それでいえば今回、即買いのマシンはiPad mini 4です。処理性能もあがったし、より薄型軽量になりました。iPhone 6s Plusで雑誌を読むのはキツいので、相変わらずコンテンツビューワーとしてはもっとも最小公倍数的な絶妙のサイズ感。ただし、いつのまにか自分も四十路。4つ上の兄が老眼アタックをもろに喰らっているのを見るにつけ、あと2年もすれば細かい文字がキツくなり「iPad Airがほどよいサイズ感」などと供述しているのかもしれません。

関連リンク
iPad - Apple(日本)