北アルプス西部にある日本百名山の黒部五郎岳と薬師岳を巡り、新穂高温泉から室堂に抜ける6日間(結果5日間)のスルーハイク。1日目は新穂高温泉から双六小屋にあるテント場までコースタイム7時間10分の行程です。写真は鏡平山荘から弓折分岐まで登る途中に見えた槍ヶ岳。
毎日あるぺん号は上高地、平湯を経由して終点の新穂高温泉に着くのが朝6時半。
中崎尾根を中心に右俣、佐俣と分かれているのですが、今回は佐俣林道を進みます。
しばらくはゆるやかな砂利道。ザックは45リットルですが初日なので荷物がはみ出してます。
1時間半ほどでわさび平小屋に到着。看板屋さんが描いたというポップが可愛い。
ミニくまちゃんはホットミルクで栄養補給。まだ水は豊富なので補給の心配いらず。
小池新道分岐からいよいよ登山ちっく。日射しを遮るものも少なく、かなり暑い。
登山1日〜2日目の行動食で活躍しがちなランチパック。マヨ×マヨのカロリー爆弾。
水を汲むならこの小池新道の沢が最後。背後にヤリやホタカが見えてきましたぞ。
ほらね。いわゆる裏銀座からのヤリは新鮮。
それにしても寝不足、運動不足、暑さで苦しい。でも熊の踊り場まで来れば間もなく小屋。
13時すぎにようやく鏡平山荘に到着。東の常念岳側から見えるヤリホより雄大ですなあ。
「今日はもう歩きたくないな」という気持ちを抱きながらラーメンずるずる。
名物のかき氷もいただきます。ここの山荘は水が有料です(双六小屋はタダ)。
しかしこの山荘にテン場はありません。あと2時間強、歩かねば。
いわゆる西鎌尾根のカールを眺めながら、元気をふりしぼります。
急登というほどでもないけど、しんどい登りを経て、弓折分岐に到着。あと1時間!
だんだん雲も出てきて寒くなって参りました。槍ヶ岳方面も風が強そう。
大幅にコースタイムを超過して双六小屋に着いたのは17時前。長い1日でした。
そういや1週間前は双子池キャンプ場にいたんだよな。双子池から双六池へ。
1日目のハイライトは鏡平小屋以降で見えるヤリホなんですが、後半ほど疲れが出て景色を楽しむ余裕がなかったりして、ちょっともったいなかったなと思わなくもありません。で、ようやく翌日から楽しい楽しい尾根歩きが本格始動いたします。しかし2日目は天気が悪いみたいです。
つづく。
「北アルプス西部縦走」のインデックス
・北ア西部を縦走してきたんだよ〜新穂高温泉から室堂へ
・北アで思い知るカメラ三脚穴付きマルチツールの落とし穴
・北ア西部縦走その1〜新穂高温泉から双六池キャンプ場まで
・北ア西部縦走その2〜霧の三俣蓮華岳
・北ア西部縦走その3〜黒部五郎岳で飛びかう阿波弁
・北ア西部縦走その4〜薬師岳
・北ア西部縦走その5〜鬼と龍王をやっつけ、そして室堂へ
・北ア西部縦走その6〜室堂に戻って、ラスボス立山講
・北ア西部縦走その7〜岩と雪の殿堂・剱岳
関連リンク
・新穂高温泉観光協会
・北アルプス山小屋 双六小屋-鏡平紹介-
・Alpha FL 45 バックパック / パック / Arc'teryx / Arc'teryx
・ロストアロー