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前回の「玉子湯」の続きです。福島県の磐梯吾妻スカイライン手前にある高湯温泉は、じゃらん秘湯ランキングで1位に輝いた激ヤバ温泉。どんな風にヤバいかと申しますと、温泉成分が濃厚すぎて大昔には入浴中に亡くなった方もいるほどの危険なやつ。そんな“癒や死”を手軽に楽しめるのが、共同浴場「あったか湯」なのです。
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さむむっ。入浴料は小人120円、大人250円と銭湯より安い。つまり安く死ねる。
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朝9時の一番風呂です。すべて露天風呂でこちらは「木」。キャパは広くありません。
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一方こちらは「岩」。湯の花清掃のため木曜が定休で夜21時まで営業しています。
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さらに家族やカップルで貸し切れる湯船もあります。プラス1000円で50分制。
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しかし乳白色のお湯はどこからやってきているのでしょうか。
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それが駐車場の隣にある高湯温泉でもっとも湧出量が多い源泉「26番滝の湯」。
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一帯に硫化水素が漂っているため立入禁止なのです。
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が、今回は自己責任のもと、特別に許可をもらって入ってみました。
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湯船は乳白色ですが、源泉は透明なんですよ。
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空気に触れ酸化して乳白色になるのだとか。一緒に湯の花も発生するので掃除が大変。
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高湯温泉の驚異の抗酸化力(還元力)を、うがい薬入りの水を使って実験。
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いわばヨウ素入りの強酸性水に源泉を入れたら…はい、無色透明に!

そんな源泉の見学会。実はお願いすれば開催してくれますので、温泉マニアは高湯温泉観光協会までお問い合わせするとよいでしょう。もちろん、きっとたぶん死んじゃうようなこともありませんのでご安心あれ。

ともあれ日本百名山・吾妻山の登山帰りに、日本の道100選の磐梯吾妻スカイラインでのドライブやツーリング帰りにぴったりな立ち寄り湯でありましょう。では再び高湯温泉の湯宿巡りを続けます。

つづく

関連リンク
高湯温泉|福島県福島市