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このブログでかれこれ4年以上トップ3に君臨している「悩み続けていたアウトドアウォッチ選びの答え、のようなもの」という人気記事がございまして、その中で登山用の腕時計を買うならスントとプロトレックのどっちがいいか、プロトレックなら何がいいか、をグダグダつづっているのですが、なぜかご好評をいただいておりまして、その記事からプロトレックの公式サイトに少なくないユーザーが流入しているとのことで、カシオさんから最新モデルをご提供いただく運びとなりました。
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それがプロトレック PRW-6100FC-1JF。こんなに濃い緑ではありません。

2年前に中身も外装もすべてが刷新されたデジアナのコンビネーションライン、さらにそのリニューアル版です。ぼくが4年前に購入したPRW-5100-1JF(下)から何が変わったかというと──

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・センサーがVer.3になって計測精度がアップ
・センサーが小型化され1.2mm薄くなった
・樹脂バンドモデルで6.6g軽くなった(79.6g→73g)
・ケースや文字盤が1mmほど大きくなった
・液晶表示が大型化し、ピクセル表示になった
・電子式竜頭(ダイヤル)によって調整が楽ちんに
・アナログ針がデジタル液晶にかぶらないよう一時退避が可能に
・モード針によって現在のモードがわかりやすくなった
・気圧傾向インフォメーションアラームで天候変化がわかる

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以下はPRW-6000(上)からPRW-6100の変化点
・蓄光針になって暗いところでも見やすくなった
・ねじ込み式竜頭になった
・都市表示をベゼルに退避させより蓄光インデックスを大型化
・メタルバンドが微妙に伸び縮みするようになった

このような塩梅です。まとめると「性能と視認性がアップしたのに、薄く軽くなった」ということですね。もっとも今回届いたPRW-6100FC-1JFは、メタルバンドモデルなので102gと重くなっちゃってるんですけどね(バンド詰めたら、最終96gになりました)。

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これから2カ月くらい試用するのですが、とりいそぎのファーストインプレッションは──見た目にグリーンの差し色は余計なのでモノクロ配色のPRW-6100YT-1JF(上)が良かったなーというのがまずひとつ。見やすい文字盤になった分、PRW-6000に比べてちょっとシンプルすぎるかなーというのがひとつ。個人的にはPRW-6000くらいのゴチャゴチャした感じか、PRX-8000くらいそぎ落としたミニマルさが好みです。そして、スリム化されたわりには、さほどケースの厚みの印象が変わらないのがひとつ。

と、せっかくのご厚意を軽くディスりつつ、これから「良かったこと」を挙げます!

まず何より、文字盤が見やすい。見比べてみるとPRW-5100は文字盤じたいが小さく、アナログ針も細く、インデックスの情報量も多すぎるので、視認性が良いとは言えません。目を細めて眺めるとその差は歴然。

そして電子式竜頭も、時刻補正(電波時計なので基本的に必要がありませんが)・高度補正・タイマー設定・アラーム設定などが直感的に行えるので便利です。

パソコンのパームレストに干渉して傷つけるんじゃないかと懸念したメタルバンドも、実は利点がありました。樹脂バンドだと余って飛び出したバンドが袖に引っかかってしまうのですが、PRW-6100のメタルバンドはやや薄くなったボディとあいまって、シャツの中にするりと入り込むのです。なおかつ、メタルバンドなのに「素肌で装着するとき」と「シャツやジャケットの上から装着するとき」とでバンドの長さが少しだけ伸縮するフィールドコンポジットバンドを採用しているので、雨の日や寒い日の登山でも安心です。

そんなこんなで、この春はガンガンPRW-6100を使いたおす所存ですので、何かしら知りたい部分などございましたらリクエストくださいませ。

【追記】
5カ月後

関連リンク
Combination line - 製品情報 - PRO TREK - CASIO
PRW-5100-1JF - 製品情報 - PRO TREK - CASIO
PRW-6000Y-1AJF - 製品情報 - PRO TREK - CASIO