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マレーシア・サバ州に、知床羅臼、南房総、鹿児島(上の霧島アートの森)と夏旅をグビグビ楽しんでいる今日この頃、ジョジョに奇妙に洋服の取捨選択が進んで参りまして、「もうこれ以上は軽くできないんじゃないかな?」ってくらいミニマルになりましたので、シェアさせていただきます!
大前提として、42歳おっさんの体質をあげておきますと──

・汗っかき
・冷え性
・メラニン多め(日焼けするとすぐ真っ黒になる)
・体臭が気になる
・セットが面倒なので寝ぐせを誤魔化したい


すなわち!

・冷感
・日よけ
・吸水速乾
・防臭
・ハゲ隠し(おでこが広いだけですけどね)


──的な機能が、おめしものに求められるわけです。むろん人によっては「日焼けして真っ黒になって闇に紛れたい(かつてプールの監視員のバイトをしていたときはマジで闇夜に忍べました)」「体臭は気にならない」「単なる暑がり・寒がり」「おでこが狭い」のであればこの限りはありません。

その上で、まとまってきたのが以下のラインナップ。

・通気性が良くつばの広い帽子(工事中)
・偏光サングラス - Ray-Ban Folding Wayfarer
・化繊の襟付き長袖シャツ - Karrimor Vector Shirts L/S
・化繊の下着 - Mont-bell ZEO-LINE COOL MESH
・化繊のパンツ - Patagonia Men's Baggie Pants
・化繊の靴下 - Tabio Racing Run Pro 5 Fingers Sox
・トレイルランニングシューズ(工事中)
・ウインドブレーカー兼レインウエア - Mont-bell Versa Light Jacket
・化繊のTシャツ(工事中)
・化繊のショートパンツ - Patagonia Men's Baggie Shorts


ヘッドギア



昨年よりずっとニューエラのワークキャップ「WM-01」のゴアテックス版を愛用しているのですが、見た目は良いものの、なにぶん汗っかきゆえちょっと歩いただけで暑くてムレムレでボトボト汗をかいてしまうのが玉にキズ。そう、最近やっと認めるようになったんですけど、「外からの雨を弾いて、内側の蒸れを排出する」と謳われる防水透湿素材をもってしても、汗っかきににはまるで無力で、歩いているうちに「これは雨で濡れているのか汗で濡れているのか」わからなくなるほどレインウエアの内部がジュクジュク潤子ちゃんになってしまうのです。

余談ですけど、雨の中で行動し続けるならば、いっそのことファイントラックがムーブメントを作り出した撥水性のドライレイヤーと、吸水速乾性のTシャツでも着て、ずぶ濡れのままで歩いた方がマシかもしれません。シャワークライミングのつもりで。で、休憩中だけ防水シェルや化繊ダウンを羽織る。

そんな汗っかきの夏のヘッドギアで優先すべきは「通気性」と「日よけ」。となると「麦わら帽子」みたいなメッシュ素材のハットにおのずと収れんするのです。と言いつつ、「工事中」と前述したように今のところベストバイを見つけ切れていないのですが、きっとおそらくそれは「つば広め」「折りたたみ可」「麦わら帽子に準じるメッシュ素材」のサムシングとなるのでしょう。なぜ折りたたみ必須かと言いますと、多くの麦わら帽子は水濡れ厳禁のくせに収納性が悪いからです。雨に降られたらバッグに収納して、雨よけはレインジャケットのフードに任せたい。

サングラス



サングラスに関しては、現在愛用しているレイバンの折りたたみビッグウェイファーラー(偏光レンズ)で文句はございません。

トップス



汗っかきなのに日よけしたい、わがままボディの答えは化繊素材で吸水速乾の襟付きシャツです。ナイロンやポリエステル100%だと、入浴するついでに洗っておけば翌朝には乾きます。最悪、川や海に飛び込んでも着ているうちに乾きます。日中汗をかきまくっても、夜は後述する化繊Tシャツや宿の浴衣をパジャマにすれば、たった1着で旅が続けられるというわけです。

これが化繊の長袖Tシャツだと首回りの日焼けが防げません。あと、襟付きシャツはドレスコードをものともせず、ホイホイ入っていけるのが美点。また、多くの襟付きシャツには胸ポケットがあるので、スマホやサングラス、パスポートが収納できます。いま注文している最中ですが、カリマーのベクターシャツ ロングスリーブには、ハンドウォーマーまであるので収納力はさらにアップします。

下着



検討した結果、下着というかショーツというかパンツも1枚でいいということに気づきました。化繊のパンツなら夜洗えば翌朝には乾いているのです。ただし、これまでさんざん「ひと晩で乾く」と謳ったパンツを買ってきましたが、なかには全然乾かないものもあります。間違いなく乾くのはCW-Xのパンツと、モンベルのジオライン クールメッシュです。経験上、東急ハンズ「hads+ tabigi」や「EXOFFICIO(クスオフィシャオ)」はあんまり乾かないですね。生地の薄さがポイントかと思われます。

ボトム



下半身もスースーして日よけして、速攻で乾くものにこしたことはありません。最近多用しているのはノースフェイスの夏用パンツ(モデル名は失念)と、パタゴニアのバギーパンツです。それぞれ善し悪しございまして、ノースはポケット5つと多くそれぞれジッパー付きなので防犯性が高く、モノ忘れしなさげ。パタゴニアはポケットが不安ですが腰も裾もゴムが入っているのでよりリラックスできます。

履いた時の涼しさはノースかもしれません。

いずれも汗をかいたり汚れたりしても、ジャバっと洗えば翌朝には乾いている速乾性が売りです。

靴下



実は一番悩ましかったのがソックスです。ここだけの話、ぼくは──かゆみは一切ないものの──悪臭のみ放つタイプの水虫キャリアでして、裸足でスニーカーを履くのは厳禁。パンツは我慢できても、靴下だけは毎日履き替えたい。できれば五本指タイプで。

となると、靴下もおのずと化繊製に落ち着きます。でも五本指だとなかなか乾きが悪いもの。そんななかでも靴下屋タビオのランニング用ソックスはホールド性もよく、メッシュ素材でなかなかよさげです。

ま、「スニーカーは消耗品」と割りきって裸足で履きつぶすのも手ではあります。



いま現在はニューバランスのM996を履きがち。それは「足入れ性」が抜群だからです。

ちょっとこれは仕事寄りの視点になりますが、仕事柄、座敷や温泉などの取材が多いため、手を添えずに足だけで脱ぎ履きできるイージーさがいいのです。「じゃあ、サンダルでいいんじゃないか」という指摘もあろうかと存じますが、たまに山歩きがあったり、ドレスコードがあったりで、そこまでのラフさは許されません。

スニーカーでドレスコードもなにもありませんが。

そんななかで今注目しているのがトレイルランニングシューズです。というのも、M996はスウェード製ゆえ雨濡れや汚れに弱いから。買ったとき「できるだけ外では履かないでください」とまで言われましたからね。なんだそりゃ!

今は「ズブ濡れになってもすぐ乾くタイプ」か、「ゴアテックス製で濡れないタイプ」か、どちらがよいか検討中です。しかし、トレランシューズのデザインはどれもポップすぎて、洋服とあわないのが難点。

アウター



風よけ、寒さよけ、雨よけは、ここ数年相変わらず、モンベルの軽量防水シェル「バーサライトジャケット」で決まりです。できればもうちょっとベタつかず、デザインもカジュアル寄りの丈が長いコートタイプも出して欲しいところですが、きっと無理でしょうね。ノースフェイスあたりに期待しましょう。

Tシャツ


これはパジャマ兼着替えです。上記の洋服を洗濯しているあいだに着る服。もちろん吸水速乾の化繊Tシャツです。

理想は、白かアイボリーの長袖ヘンリーネックなのですが、そんなものこの世に存在しません。もしあったとしても乳首が透けるのが懸念点。でもなぜホワイトにこだわるのかというと、汗をかいても汗ジミが少ないのが白か黒だからです。

この、吸水速乾冷感の化繊製で、長袖のヘンリーネックTシャツ(透けないタイプ)を作れないかどうか模索中です。いっそのことクラウドファンディングを試してみようかしら。

ショートパンツ



パンツを1枚しか持っていないと、洗濯中はおのずとフリチンになります。それを避けられるのが、ショートパンツの存在。とりわけ水着にもなるライナー付きがオススメです。

ここ数年はパタゴニアのバギーショーツを愛用していまして、これ1枚でパジャマ、水着、行動着とヘビロテしています。フレアスカートっぽい広がりのあるシルエットも可愛い。

ただ、1枚履きですと、放尿後のアフターノートといいますか、押し出しホームランと言いますか、ちょい漏れで染みてしまいがちなので、染みてもわかりにくい柄モノを選ぶと吉でしょう。

おしまい


もうこれ以上、お洋服を削減することはできないんじゃないでしょうか?できたら教えてください。