LP21
永遠のミニマリスト&ノマドワナビーの熊山です。荷物は増え続ける一方で、自宅に引きこもるばかりです。そんなぼくに活を入れんとす書物、その待望の続編が3年半ぶりにリリースされていたので、早速Amazonで購入しました。高城剛氏のEDCを下着に至るまで衆目にさらす『LIFE PACKING 2.1』。そういや前作は紙の本を“裁断・エンド・スキャン”でシコシコ自炊したものでしたが、今回はKindleでポチって2分でダウンロード。隔世の感があります。

もうMacBookではドヤ顔できない


今作は、相変わらずホメオパシーや玄米食といった健康関連と、同氏が最近傾倒しているドローン関連のアイテムが多い印象で、とりわけハードウェア系というかガジェットが少なくなったような気がします。

実際、ここ数年で電子書籍の自炊も必要なくなったし、紙で文書をプリントアウトしなくてはいけないシーンもずいぶんと減りました。あと──これは高城氏も一部指摘するところですが──iPhoneやMacBook、α7、RX100など、手堅くもエキサイトはしない定番ガジェットは、いまや誰しもが持っているわけで、「何を持っているか」から「どう使っているか」へと人々の関心が移り変わっていることのあらわれなのかもしれません。

『LIFE PACKING 2.1』掲載の愛用品


同時に、ことあるごとに前作を読み返していたことで、ぼくにもみっちりと高城流の選択眼がたたき込まれたのか、期せずして持ち物がかぶったモノがありました。iPhone 6s Plusは言うにおよばす──





Momentレンズ(iPhone用のコンバージョンレンズ)
ベルクロのスニーカー
アップル MacBook 12インチ
・ファイントラック ナノタオル(速乾タオル兼垢すりタオル)
ソニー α7S
ソニー RX100M3
SOL エマージェンシーブランケット

などなど。

これらアイテムに限って言うと、Momentレンズは「本当に手ぶらに近い身軽なかっこうで出かけたい」という時に、RX100M3代わりに持っていくことがあります。あとはRX100M3やα7S(SEL24240)でも撮れないような広角18mmの写真や動画、タイムラプスを撮りたい時に追加したり。ちなみにMomentはマクロレンズも欲しくなっていまして、クリスマスセールを狙ってまた個人輸入しようかな、なんて考えております。のっかりたい人はご連絡ください。

かたやMacBookの出番はほとんどなく、まれに重たい仕事を抱えたまま出かける時や、1週間以上の旅行&帰省の際に持ち出すていどです。軽くてモバイルバッテリーでも充電できるのは大きなメリットではありますが、最近はちょっとした仕事ならもっぱらiPad Pro+Smart Keyboard Coverの組み合わせで出かけることの方が多いのです。

セルラー版ゆえダイレクトにネットに繋がるし、音楽や写真、映画、電子書籍など膨大なコンテンツが格納されているし、スプリットビューでエクセル開きながら原稿執筆などマルチウインドウ作業もなんとかできるし(ただし解像度は足りない気がする)、バッテリーが切れたiPhoneのバックアップにもなるし、で今のところ非常に満足しています。Pro版だけでいいから、はよFinder機能を搭載してほしいくらい。

ナノタオルとSOLは、もともと登山目的で購入したのを旅行に転用しました。ナノタオルはハンケチ兼アカすりとしては優秀ですが、吸水性はセームタオルに劣るので、2つで1つの温泉セットとして持ち歩いています。

また、ツェルトのグランドシートがわりに使っているSOLですが、前にも指摘した通り、表面に印字された各種サバイバル術(のインク)が、経年劣化によってボロボロ剥がれてしまうのが玉にキズ。あと、こないだの尾瀬キャンプで久しぶりに広げたら、湿気で癒着したのか思いっきりアルミが剥がれてしまったので、くり返し使えるとはいえ寿命は1〜2年と考えておいた方がよいかもしれません。

ただ、ぼくはウルトラライトに貢献するSOL製品が本当に大好きで、エマージェンシーブランケットやエスケイプライトビビィに加え、最近はサバイバルポンチョも仕入れまして、このポンチョは今度登山やフェスで試したいとたくらんでいます。

その他の感想


そうそう、自分のもちもの語りじゃなくて『LIFE PACKING 2.1』でした。でも、本書の性格上どうしても自分の愛用品と比較した感想にならざるをえません。

例えば、高城氏が長年名刺入れ兼カード入れとして使っているクリアカードケース。紙幣はモビロンバンドで固定して裸で持ち歩きしているのだそう。ぼくも無印良品のタイベック製カードケースを名刺入れ兼カード入れとして使っていますが、お金は別途キューベンファイバーのゴミみたいな財布で持ち歩いています。わずか3gなので裸銭と変わらんやろ、という理屈です。確かに昔はマネークリップに挟んでお金を持ち歩いてたりしましたが、日本には少額紙幣がなくうっかりすると硬貨だらけになり、ズボンのパンツが傷んで穴が空いたりするのですよ。

ただ、カードケースがあるとはいえ、運転免許証や健康保険証、クレジットカード、キャッシュカードといった一軍カードは財布に挿し込んでおりまして、頻繁に出番があるSuicaはSuicaでスマホケースに装填し、さらには滅多に使わない(もしくは後日ポイント付加可能な)ポイントカード類はまた別のカードケースに収納したりしているせいで、カードが4カ所に分散し混乱しているのも事実です。

これホントにどうにかせんとあきまへん。あと、鍵も地味に邪魔です。

そしてカードケースだけでこんなに長文になってしまっては、最後まで感想を書ききれますまい、ということでフラッシュ感想です。本書を読んだ人としか共有できないかもしれません。

・1DAYもはや手ぶら無理では?
・外付けHDDの代わりに、MicroSDカード200GB×10枚は良いかも
・外付けキーボードは使わなくなるので、iPhoneならフリック入力で十分
・モバイルバッテリーの代わりに大容量スマホは慧眼。でもいらんかな?
・最近ウエストポートの可能性を探っています
・白いシャツはTHE NORTH FACEで決定
・カジュアルな襟付きシャツならカリマーのベクターシャツが良い
・リュックサックは防水が正義
・個人的に作ってみたい理想の下着は、化繊の長袖ヘンリーネック
・RX100M3とα7Sを統合するには、RX10M3かな?
・ギョサンは重いので、軽量で滑らないサンダルを追求したい
・水着兼短パンはパタゴニアのバギーショーツがお気に入り
・iPadでの取材用にマイクが欲しいと思っていたところ
・体内時計をリセットするValkee2は使ってみたいと思ってた
・登山用軽量サングラスにSWANSのAirless Wave狙ってたり
・今のところスマートウォッチはいらないかな?
・THE NORTH FACEのストライクジャケットも欲しい
(モンベルのバーサライトは安いけど、デザインがよくない)
・コンパクトダウンはフード必須だよ、耳と首から冷えるから
・ミニマリストに電動歯ブラシはいらない気がします
・スピーカーもiPad Proでええかな
・ずっと前にトレーニングマスクを買ったけど使っていない


刺激という点では前作に比べてやや弱いかもしれませんが、それもこれも前述したように自分もウルトラライトを独自に追求した結果だと思います。

また、何か思い出したら追記しますね。ともあれガジェット好きやライフハック好きは前作含めてオススメの一冊です。

関連リンク
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