先日エントリした通り、9月末に北アルプスの裏銀座縦走に出かけてきました。撮影機材はiPhone7 PlusとiPhone6s Plus、そして同行者のオリンパス STYLUS TG-2 Toughだけ。結論を先に述べると、やっぱiPhoneカメラだけじゃダメだなってことなんですが、それを2回にわたって証明します。
山と高原地図をマークアップした今回の全行程。下から上へ。※クリックで拡大
1日目 新穂高温泉から双六小屋まで
新穂高温泉直行バスが取れなかったので、平湯まで。仮眠を取ってバス乗り継ぎ。
登山開始が8時。雨です。
この日は双六小屋まで登るだけ。翌日から天気が快復すればよいのです。
わさび平小屋には9時20分。ここの短冊は相変わらず可愛い。
こちらはTG-2。黙々と歩きます。
去年も歩いた小池新道。こんなに長かったかな?と思いつつ鏡平着。穂高連峰見えず。
晴れていたらこんな感じです。ベンチと柵ができてる!
すでに13時。鏡平山荘でホットカルピスをいただいてあったまる。
ここまで来たら楽勝やな、と思っていたら2時間はかかる模様。
濃霧の中、黙々と登ります。
こんなに長かったっけ…。
ともあれ、iPhone7は防水なので、多少の雨でも撮影できるのが心強い。
やっとこさ16時前に双六小屋のテント場に到着。これはTG-2の写真ね。
2日目 双六岳から三俣蓮華岳、鷲羽岳を経て水晶小屋まで
夜中、めちゃくちゃ雨が降って、翌朝。今日は晴れるかな? iPhoneで撮影。
双六小屋から本日の目標、百名山・鷲羽岳が見えます。7時半発。
昨年は天気が悪かったのでスルーした双六岳山頂ですが、今回はリベンジ。
こうして見るとパノラミックなんですが、遠くの山々には雲がかかっています。
8時半に双六岳着。
さらに稜線を歩いて三俣蓮華岳を目指します。
双六岳を振り返る。
続いて昨年も登った三俣蓮華岳に10時着。去年も濃霧だったんですが、今年も…。
今日は天気も悪いし三俣山荘まででいいんじゃないかという気がしてくる。
山荘には11時着。オシャレなカフェでジビエ丼をいただきます。
もうビールまで開けちゃって、本日はここでテン泊ムードになる。
しかし、予報をチェックすると明後日から天気が崩れるとか…。こりゃ先を急がねば。
あっちは黒部源流&雲ノ平方面ですね。源流付近は水が多くてズブ濡れ必至だとか。
デジタルズームで槍ヶ岳方面を狙ってみました。うむ、ひどい。
この辺の写真はフォトショでオレンジ味を抑えています。
そんなこんなで13時15分鷲羽岳2924mに登頂!
もちろんPRW-7000装着。メッシュグローブは初投入のアクシーズクイン。
ちょいとした雲の晴れ間に鷲羽池が見えました。
それにしても本日の目標・水晶小屋まではまだかなりありそう(霧がかかってるあたり)。
黙々と進むのみ。
それでもって15時20分に小屋着。テン場はないので素泊まりです。
この小屋、完成間際に2度も倒壊したといういわくつき。無茶な場所に建っている。
トイレはアレですが、小屋は新しくてめちゃくちゃキレイです。強風のなか眠る。
写真をご覧いただければ一目瞭然ですが、iPhone7のカメラは期待が大きすぎたというか、TG-2と比べても全然良くなかったというのが、使ってみての結果です。実際ガラケーカメラと変わらなくないですか?
妙にオレンジ味が強く、全体的に墨がのっているような暗さがあります。1枚1枚じっくりレタッチすれば、見られなくもないんですが、ブログに写真を大量にアップする場合は手間がかかる。
また、ミニくまちゃんを撮影するにしても、パンフォーカスしないのでミニくまちゃんか背景かどちらかがボカさざるを得ません。特にデフォではミニくまちゃんを顔認識してしまうので、いちいち背景にフォーカスロックしなくちゃいけないのも、片手で操作が完結しないので面倒です。
もちろん片手でズーム(レンズの切り替え)が楽になっていたり、防水だったり、と良いところもあるんですけど、やっぱりコンデジ代わりにはならないかなー。ブログである程度画質にこだわるとすれば、最低限RX100M3レベルのカメラが必要なんだなって思い直した次第です。
後編につづく。