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駆け込みでさいたまトリエンナーレを観てきました。結論から述べますと、都市型フェスにしては、無料だし、小粒ぞろいだし、最近では一番見ごたえがありました。
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今回は買ったばかりの50mmマクロで臨みます。武蔵浦和駅のお蕎麦。
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花と緑の散歩道にはダニエル・グェティン《STATION STATION》。
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道ばたにはウィスット・ポンニミットのマムアンちゃん《時間の道》が。
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身につまされますな。
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ここのベストはアイガルス・ビクシェの《さいたまビジネスマン》。なぜか涅槃。
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ハエがたかっているあたり悪意を感じますね。
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お次は旧部長公舎。
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せっかく描いた絵画を消しゴムで消してゆく鈴木桃子《アンタイルドドローイング》。
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《土地の記憶を辿って》は高田安規子+政子。
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なにせエントランスが美しい。
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一気に移動して岩槻の旧民俗文化センターへ。
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ここではマムアンちゃんの新作《未来はプレゼント》がお披露目。
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ソ・ミンジョン《水がありました》。There was water. water.
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藤城光《ボイジャー2011》には仮面ライダーアギトの変身ベルトが。
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3.11を想起させる多和田葉子《L字の部屋》。
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もひとつ、読書にぴったりな《白熊の部屋》。
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目の最新作《Elemental Detection》ではフィルムカメラでシュートしました。

ベスト作品は向井山朋子の《HOME》。能面みたいな湯浅永麻さんが美しい。

予約が必要だったんですが、キャンセル待ちのキャンセル待ちでなんとか観られました。
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東玉社員寮前の自販機にお金を入れると「幸せですか?」と問われます。
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角にぶつかるたび「すみません」と謝るお掃除ロボットの悲哀。
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一畳で何ができるか。
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藤子不二雄は上京して二畳間で暮らしたので余裕。
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これはアートではありませんが、成金趣味の極地。
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この日は良い夕焼けでしたな。
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それにしても単焦点レンズのカリカリ解像感よ。
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大宮会場にやってきました。市民会館おおみやのひよこちゃんの棺。
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可愛くてはかない。

この後、大宮区役所でダンカン・スピークマン+サラ・アンダーソンの《1000のデュオのための曲》を50分かけてたっぷり堪能いたしました。

ともあれ、さいたまトリエンナーレの良いところは無料です。いわば町おこしのメインスポンサーが冠婚葬祭企業ってところがディストピア感ありますけども、アートフェスでは負けが多かった2016年の締めくくりにはできすぎたフィニッシュでした。やっぱりね、マムアンちゃんや目のようなポップさって人寄せには大事ですよ。

関連リンク
さいたまトリエンナーレ2016