足腰が弱るとトレーニングで向かうのが丹沢・塔ノ岳の大倉尾根です(去年の冬・夏)。なんせ都心からアクセス至便、標高差1200mをストイックに登るだけで、なーんも考えず、ただただお手軽に体を痛めつけられるからです。
原宿を6時出発。朝食は羅臼の宿まるみにもらった筋子で作ったおにぎり。
ンマ〜イ。
小田急渋沢駅からバスで大倉へ。登り始めは8時です。
思いのほか暑い。持ってきた500mlのスポドリがみるみるなくなる。
そして日々のランニングの甲斐むなしく、大腿筋が悲鳴をあげます。ふと見上げると鹿。
朝方と日陰は凍結しているので注意な。
金冷やしを過ぎると本格的な雪道。アイゼンがなくてもギリ歩けますが、滑る。
山頂手前に、おなじみの猫がいました。相変わらず丸々太ってて元気そう。
今日は爪をバリバリ研いでます。バリバリッ!
木道を痛めつけているのはお前かー。バリバリッ!
悪びれもせずあくび。フリーダム。
控えめにいってこいつ最高。大好き。
BONUS TRACK。SEL50M28はズーム音が盛大。
というわけで3時間で登頂。ゆっくり来たつもりが良いペース。
肝心の富士山は見えーず。
ひさびさ蛭ガ岳にも登りたいんですが、ここから往復5〜6時間なのでビビる。
今回サーモスの山専ボトルを初投入です。熱湯を入れてきたらバーナー不要。
でも大盛りカップめんにして後悔。お汁まで飲むとたいへんだから。
全然人がいなかったのでDOBBYで撮影。やはり画角が狭い。ワイドレンズがあったらなー。
そして最近、カメラを真下に向けられることを知りました。しかし映像がガタガタ。
とにかく下山しましょうか。風は少なかったもののガンガン冷えます。
下山中、町着の女の子が歩いてたけど大丈夫かな?
帰りは思いのほか膝も痛くならず、2時間ちょいで下山。誘惑に負けずノンアルで乾杯。
これは前日の、自宅からの丹沢。真ん中から寄りの高い峰が塔ノ岳、右寄りが蛭ヶ岳です。
今回一応、α7Sのレンズを2本持っていったんですが、結局50mmマクロを付けっぱなしでした。便利ズームも良いんですが、レンズ交換が面倒くさいのと、交換時にゴミが入りやすいのとで、広角から中望遠までカバーするにはサイバーショットRX100M3との2台持ちでいいのかもしれませんね。
あとソロだったので初の試みとして音楽を聴きながら下山してみました。これがあっという間に下山できた理由だったのかもしれません。初めてのルートでは危険ですが、通いなれた(飽きた)場所や、ピストンの復路ならアリなのではないでしょうか。
コップ付き&スクリュー栓ゆえに給水シーンで両手がふさがってしまう山専ボトルは、使い勝手が悪そうだと敬遠していたのですが、そのぶん保温力が高いので、使いわけすればいいのかなと感じました。とりわけ日帰り登山や、縦走時のランチ用に、バーナー+水筒+コップ(忘れがち)の代わりに持って行くと荷物も軽くなるし、何より湯沸かしの面倒がなくなります。特に今日のような雪山は湯沸かししている少しの間にも体がガクガク冷えるので時短は大切。
なお、朝5時に入れた熱湯が、そのままお昼までキープされてカップめんを戻せたのは本文で触れた通りですが、その後深夜0時をまわってもぬるま湯ながら湯気が出るくらいの暖かさで、白湯として飲むのはもちろん手洗い用としても使えるなと感じました。ただ、保温力が高いだけに間口が狭く、夏場冷たい水を入れておくには氷のかたちを選びます。クラッシュタイプでもない限り、コンビニでさっと買える氷は入らなさげ(余談ながら、コンビニはペットボトルの飲み口から入れられる細長い氷を売ればそこそこニーズはあると思うんですけど)。
もうひとつ。装着していると重量が増えるゴム底およびゴムリングですが、これまで通常のマグボトルを登山で使ってボコボコにしてきた身としては安心感があります。また、雪の斜面で落下させるとどこまでも滑落してゆくので、すべり止めとしても有効なのでしょう。
山専ボトルの第一印象はこんな塩梅です。
ともあれ人は1週間なまけると筋肉が落ちてしまうと聞くので、また近いうちにトレーニング登山に出かけたいですね。といってもぼくの定番ルートは、この「大倉尾根」と「陣馬山〜高尾山」「鷹ノ巣山」くらいしかないんですけども。もうちょいお手軽にアクセスできるトレーニングルートを開拓したいものです。