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椿まつりの開催にあわせ、東海汽船からのお誘いで伊豆大島を旅してきました。1日目は気のおけないツアーパーティーとともにワイワイ取材したのですが、2日目はわがままを言ってソロで大島温泉ホテルから歩いて三原山を目指し、火口を周回して元町まで下るハイキングにお出かけ。まんま逆ルートではありますが、実に13年ぶりのお鉢巡りを楽しんできました。
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本日の行程。大島温泉ホテルから噴火口を一周して山頂口へ(伊豆大島ジオパークより)。
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朝9時に出発。山歩きするつもりがなかったので普通のスニーカーよ。
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トレイルはホテルのつつじ園の隣から始まります。序盤は緑のトンネルを通ります。
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抜けると三原山を臨む荒涼とした景色が広がる。誰もいなくて、気持ちいい。
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しばらく平坦なので黙々と歩くだけ。ホテルは遠くになりにけり。
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一応ドローンも持ってきたんですけど、コンパスの調整を求められる。溶岩のせい?
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この日はウールの肌着に、インナーダウン、軽量レインウエアという装備。
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1時間強で登り坂に。途中で大島町のクルマが下ってきた。クルマで行けるのか!
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駿河湾ごしに富士山や南アルプスがよく見えます。
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汗だくになったので途中ダウンを脱ぐ。ゴリラの背中みたいな奇岩やな。
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10時半に噴火口の周回ルートに合流。火口から湯気がもくもく出てます。
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ぽっかりと開いた火口がいくつもあります。
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お鉢に出るとやはり風が強く冷たい。念のため持ってきたダウンコートも着ました。
久しぶりにTHETA Sでパノラマ動画を撮ってみる。
伊豆大島・三原山のお鉢巡り #伊豆大島うれしー #三原山 #伊豆大島 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

こっちは静止画。パノラマ撮影だドローン撮影だちょっとせわしない。
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時間が早すぎるのか人がいないので、好きな音楽を聴きながらのんびり歩きます。
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火口なめの富士山。ここも東京都なふしぎ。
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お鉢の外、眼下には東京裏砂漠が広がります。いつかあそこも歩いてみたい。
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度重なる噴火でも被災をまぬがれている三原神社ですね(13年前のブログで思い出した)。
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ちょっと撮影でのんびりしすぎました。あわてて下山。途中にはシェルターも。
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12時のバスに僅差で間に合わず、昨年復旧した御神火スカイラインを歩くハメに…。

13年前は元町港から登山道を歩いて登ったようですが、当時ですら荒れ果てていたので、今回は探し出すことができませんでした。そもそも2013年の土砂災害で流されてしまったのかもしれない。

そして相変わらず伊豆大島の核心は、都市生活では絶対に見られない、茫漠とした荒野が広がる素敵なマクー空間でした。さすがに元町港まで(から)歩くとしんどいので、港から山頂口までバスでアクセスし、お鉢巡りを楽しんだあと、温泉ホテルか大島公園まで歩くのが時間的にも体力的にもちょうどいいんじゃないかと思います。

なお、装備はハイキングレベルでじゅうぶんながら、内輪山の稜線に出ると風に吹きさらされるため、フード付きの防寒着は必要でしょう。あとは水と軽食(お菓子を持って行けば良かった!)かしら。そうそう、冬でも日焼けに注意です。早速サングラスが役に立ちました。

最近、旅ではなるべく持ち歩いているドローンとパノラマカメラですが、セッティングや撮影に手間取るわりには得られる画や臨場感が今ひとつなので、限りあるリソースは普通のカメラ撮影に注ぎ込んだ方がよいのかなと感じました。とりわけドローンは、プロのノウハウと業務用にかないません。THETA Sは今のところ、山頂や部屋での静止画ならアリかな?といった感触。

そのカメラは今回、50mmマクロレンズを装着したα7Sと、サイバーショットRX100M3の2台体制で臨みました。便利なズームレンズを持って行っても重いし、交換が面倒くさいでしょう? だったら広角と望遠はRX100に任せた方がいいかも、と思ったのです。

結果はなかなかの好感触。弱点があるとすれば望遠だけですね。

そして今回も慣れないLightroom CCでレタッチしました。ちょっとビビッドにすぎますね。まだまだ思うような色が出ません。

最後に。この日は元町で再びツアーパーティーと合流し、レンタカーを返却して岡田港に送ってもらい高速船(1時間45分)で帰ってきました。最寄り駅の原宿に着いたのが17時前。その5時間前には三原山にいたのですから、いかに伊豆大島がアクセス至便のウィルダネスであるかがうかがえます。



関連リンク
伊豆諸島へ行く船旅・ツアー/東海汽船株式会社
【公式サイト】伊豆大島・三原山温泉/大島温泉ホテル
大島観光協会
伊豆大島ジオパーク