開業1年で予想を超える229万人が利用し、順調に滑り出した北海道新幹線。でもまだ開通しているのは新函館北斗駅まで。一度は記念乗車で利用して、函館(とせいぜい江差)をぐるっと巡ったら、「他に見どころってあるの?」って話になりますよね。そこで檜山振興局の自治体の招待で行って来ました、「函館以外の道南の旅」をご紹介します。
新幹線などと言いつつ、旅の始まりは函館空港。
この旅でエース パリセイドZ、ナンガ最強ダウン、ノースヌプシブーティなどを初投入。
豪勢なお弁当をいただきつつ、バスは一路、瀬棚郡今金町へと2時間。
2万年前の縄文時代の石器が発掘されたピリカ遺跡にやってきましたよっと。
平成3年にダムを造ろうとしたら出土しちゃったんだって。縄文時代は一番寒かった頃。
20万㎡の敷地では、1%しか発掘が終わってないのに、すでに20万点も出土…。
細かい土器・石器の破片を人力で復元。もはやスキャナとAIにやらした方がいい仕事では。
この地が好まれたのは複数の川の合流地点で、良質な石と動物が捕れたからだとか。
なお、江戸時代には上流に金山があった模様。現在も砂金が採れる。ゆえに今金町。
1.5万年前の遺構保存室。ちな、金山はシャクシャインとの戦いで閉山に追い込まれたとか。
ピリカ旧石器文化館では各種石器づくり体験も可能です。
めっちゃ切れ味の鋭い石ナイフなんかも試せますが…。
我々は平和にアクセサリー作りに挑戦。
さまざまなサンドペーパーで研磨すること30分。
石製小玉のストラップができましたよっと。これが200円だなんて…安すぎ。
今宵のお宿は遺跡にほど近い、クアプラザピリカです。
裏手のスキー場に直結しています。
クアプラザピリカ - Spherical Image - RICOH THETA
部屋はミニマルですが必要十分。ただ、Wi-Fiがモバイルルーターなので使いすぎ注意。
夕焼けが見られるかなと思ってピリカダムまで散歩しましたが曇りェ。
完全防寒してきたつもりですが、シンシンと冷えます。こんな時は温泉ですね。
ナトリウム・カルシウム塩化物泉はスキーのケガにぴったり。
露天風呂もありますでな。なお、ピリカダム上流には秘湯・奥美利河温泉があるとか。
今日はほとんど活動していませんが、ご馳走をいただきます。
RAWサッポロクラシックで乾&杯。
道南といえば、イカ。
そして天ぷら(?)。
お隣せたな町のブランド豚・若松ポークマンの陶板焼き。
ストレスなく生育した豚を、ストレスのない人間がおいしゅういただきました。
スキー場はナイター営業もしているようです。金曜夜だけど独り占め!
寝酒はサッポロソフト。大学時代を北海道で過ごした癖して初体験。ほどよく酔えますね。
飲みすぎの重い頭をかかえて翌朝。これまた過不足のない朝食。
2日目の午前中は、およそ25年ぶりのスキーに挑戦します!高校生以来や。
奇しくも仮面ライダーオーズみたいになっちゃったレンタルウェア。
3本滑った感想は…どのコースにも急斜面があり超初心者向けではないですね…。
でもスキー場が北向きだから、函館とは全然違ってパウダースノー。みなさんに感謝!
ランチに今金和牛丼をいただいて、ひとっ風呂あびて、今金町とさよなら。
続いてやってきましたのは日本海側のせたな町。三本杉岩の見学ですが強風です。
ここんちの名物スイーツはこちら、甲田菓子店。
町の奇岩にちなんだ「岩シュー」。オンデマンドゆえに賞味期限が1時間。
地方創生のヒントの味がするー。
宿の途中に立ち寄ったのは、日本海沿いにある太田山神社。
テレビでもおなじみ、エクストリーム参拝が必要なアスレチック神社です。
だってほら、階段なのにロープ張ってて、途中から急スラントしてるんだぜ?
かつてこの道をバイクで走ったはずですが、知らなかった。ディスカバージャパン。
で、2日目の宿・あわび山荘にやってきました。海に近いのに「山荘」です。
あわび山荘 - Spherical Image - RICOH THETA
お部屋の模様。由緒正しき国民宿舎様式です。
あわび山荘ゆうからには、当然あわび料理が自慢。
あわびのお造り。コリコリ。
おそらくチンした豚の角煮。とろっとろ。
お約束の天ぷら。ひんやりサクサク。
よくわからない肉団子鍋…とまあ、食事はそれなりですが。
こちらの白眉はヌルズルの温泉でありましょう。ピリピリするくらい成分強め。
ただ、露天風呂に行く際は床が凍っているのでご注意を。
今宵のお供もサッポロソフト。
朝食はバイキングながらミニマル。でも素泊まり5000円からの宿なんで十分です。
あとそうそう、せたなでは親子熊岩が必見です。マジ親子熊だよ。
帰りはセコマゆうかハセガワストアでやきとり弁当を仕入れて。
新函館北斗駅から東京に帰ります。
そこで、冒頭のずーしーほっきーに捕まったという次第。
なかなかの人気ぶりでおっかけのおばさんまでいました。
ともあれ、人生初の北海道新幹線に乗り込みます。
車内のおともはもちろん北海道の酒。つか、乗車時間長杉にて無駄遣い必至。
みんなでやきとりをつまみつつ、寝つつ、飲みつつ、東京に帰りましたとさ。
そも今回訪れた道南の「檜山地方」ってみなさんおわかりになりますか?わかりませんよね。これは北海道の旧支庁(現・振興局)の呼び名なんですけど、いまだ北海道では天気予報の際などに、この手の旧支庁名を使っておりまして、せいぜい全国区で通じるのは「十勝」「宗谷」「網走」ていど。「胆振(室蘭のあたり)」「渡島(函館のあたり)」「石狩(札幌!)」「上川(旭川!)」「空知(岩見沢あたり。てか岩見沢って札幌と旭川の間なんですけど知名度低いですよね?)」なんて知らねーよって話です。ブランディングできないなら使わない方が無難だと思うんですよ。
檜山エリアの市町村。今回訪れたのは主に北側の町。知らないでしょ?
というわけで、檜山は「ひやま」をプッシュしまくるか、あっさり檜山を捨てるところから始めた方が、土地の魅力を伝えられるのではないかと感じた次第です。
個人的には、いい温泉もいっぱいあるし、函館から海岸線沿いにドライブorツーリングすると楽しいし、特に奥美利河温泉と太田山神社にはいつか訪れてみたいと思わせる、魅惑的な土地でした。また呼んでください。
関連リンク
・北海道新幹線スペシャルサイト
・史跡 ピリカ遺跡
・ピリカ
・SETAnavi せたな観光協会 | SETAnaviはせたな町の旬な観光情報をお伝えします。
・国民宿舎 あわび山荘 公式サイト|北海道せたな町 貝取澗温泉の宿泊予約・檜山・ホテル予約・温泉予約・あわび・アワビ・ビジネスプラン・出張宿泊・観光・宿泊プラン・海水浴・道の駅てっくいランド大成・道南の温泉
・函館名物やきとり弁当~ハセガワストア
・北斗市公式キャラクター・ずーしーほっきーinformation - 北斗市