
東京湾フェリーのサンセットクルーズと同日、「どうせ久里浜まで行くのなら…」と、朝から横浜に向かいヨコトリ2017のメイン3会場を駆け足でまわってきました。ちょうど「ピカチュウ大量発生チュウ」なるイベントと重なっていたので大変な人出でした。

はじまりは横浜美術館から。アイ・ウェイウェイの救命胴着の柱がお出迎え。

本展のキービジュアルにも使われている(?)亀は、マレーシアのシュシ・スライマン作。

入館するなりジョコ・アヴァイントのドデカい竹製のしめ縄がドドーン。

村上隆っぽいなと思ったら同氏にプッシュされているミスター(キューバ生まれ!)。

ロブ・プルイットの可愛いパンダ陶器。

著名人の生年月日カレンダーも。ぼくはセルジュ・ゲンスブールと同じ日でした。

一見、民族衣装ながら、そのへんの日用品で作られていたり。アン・サマット。

ザ・プロペラ・グループ〜はベトナム戦争で使われたAK-47とM16の弾道をジェルに密封。

ぼくの好きな写真家・畠山直哉は既存作と陸前高田の作品。アナログVR的なパノラマ。

続いて大好きな風間サチコ。ご本人が解説中でした。

拝殿的な静謐感が漂う木下晋は、ハンセン病患者をドローイング。

横美一番はあやしげな人形劇(120分!)のワエル・シャウキー。後日、出直しますね。

レアンドロ風のだまし模型が面白い、マーク・フスティニアーニ。

モスト・インスタジェニックな作品はパオラ・ビディのカラフルな熊たちかしらん。

個人的にはオラファー・エリアソンの夕日みたいな灯りが素晴らしい。まぶしい。

自身を吊り下げたマウリツィオ・カテランで、横美はおしまい。さて、移動。

シャトルバスはピカチュウ渋滞で来ず。地下鉄で横浜市開港記念会館へ。

ここは、まるまる柳幸典。昨年BankARTでも拝見した、瓦礫から眼光を放つゴジラ。

犬島精錬所美術館をほうふつとさせます。

例の合わせ鏡の太陽もございます。小さい会場だけにパスしがちだけどオススメです。

最後の会場、赤レンガ倉庫1号館へは歩いて向かいます。

いま森美術館でも展示している宇治野宗輝のピタゴラビーツ。フェスでも通用しそう。

彫刻をイジリ倒してもはやお笑いなクリスチャン・ヤンコフスキー。

絵画にプロジェクションマッピングを施した照沼淳朗。

もういっこの絵画は一部にモニターが埋め込まれています。わりと好きかも。

祖父母の家を絵で完全再現したドン・ユアン。

家族写真を基に家族の繋がりを風景として表現したという小西紀行。

大きな屋敷の異なる部屋で音楽家がひとつの曲を演奏するラグナル・キャルタンソン。

最後に3.11のVR映像を体験できる、Don't Follow the Windでおしまい。
本当にざっと観ただけなので深いことは何にも書けませんが、もしかしたら前回のヨコトリ2014より好きな作品が多かったかもしれません。とりわけ人形劇(ワエル・シャウキー)とバンド演奏(ラグナル・キャルタンソン)は素晴らしく、もう一度ゆっくり観に来たいと思いました。そうそう、BankART Studio NYKと黄金町エリアもまわれていませんしね。11月5日までの長丁場なので、それまでに再訪したいと思います。
関連リンク
・ヨコハマトリエンナーレ2017「島と星座とガラパゴス」 | 横浜トリエンナーレ