
7月下旬のことですが、主に雷鳥の赤ちゃんを求めて北アルプスの表銀座縦走に出かけました。3泊4日で燕岳、大天井岳、常念岳、蝶ヶ岳を巡るのんびり縦走です。

毎日あるぺん号で中房温泉5時40分発。初日の行動食は決まってランチパック。

1週間前に丹沢バカ尾根で鍛えてきたので、北ア三大急登ながらさほど苦しまず。

合戦小屋で名物のすいかをいただきまうす。しかし暑い。

5時間ほどで燕山荘に到着。本当は大天荘まで行く予定がガスってきたので幕営。

かなり時間が余ったのでカフェでまったり。

灼熱のテントで昼寝して汗だくで夕焼けを待つ。

雷鳥の親子を見かけるも遠すぎよ。

雲が多いせいか日没後、世界中がピンク色に染まりました。

2日目は一転、青の世界。

さて、出発。6時40分。

コマクサはギリ見ごろ。表銀座は楽勝かと思いきや暑くてなかなか歩が進まず。

そんなところに雷鳥ちゃん出現!

ヒナというよりちびっこに育った子どもも見られました。きゃわわ!

ぐだぐだで大天荘にたどり着いたのが10時半。それにしてもテントが暑い。

夕暮れを待って大天井岳へ。

歩いてきた表銀座が見える。

龍のように麓から雲が吹き上げる。

ブロッケン現象。

3日目。

相変わらずみごとな雲海。5時発。今日の行動時間は8時間半とタフなの。

写真こそあまり撮りませんでしたが、大天井岳〜常念岳が今回のハイライト。

夏山は初めての常念岳。ここまでは、まあ良かった。

ここから一気に樹林帯まで下るのです。

ニッコウキスゲはじめ、ヤマユリ、チングルマ、シャクナゲなんかも見られました。

へとへとになりながら蝶ヶ岳ヒュッテに13時半着。やはり昼寝が暑い。

最近登っていない槍ヶ岳。西鎌尾根を一度歩かねば。

常念岳の尾根にかかる雲。

燃える大キレット。

寝袋にくるまって日没を眺める。クソ暑かったけど朝夕は素晴らしかった。

ちゅうわけで最終日。本当は上高地に下りる予定でしたが三股に変更。6時発。

これがまた急登の下りでつらい。

飲み水ギリギリでゴジラみたいな木(熊の出没スポットらしい)。

生々しいマーキングの痕。

暑すぎて冷たい水をグビグビ。足も浸けてひんやり。9時着。
この後タクシーを呼んで、ほりでーゆに行って風呂入って、再び毎日あるぺん号で新宿まで帰りましたとさ。
本来の目的の雷鳥親子に出会えてほくほくでしたが、それにしても連日暑うございました。あとですね、夏の常念岳〜蝶ヶ岳は樹林帯が多くてつまらないかも。常念小屋で下りちゃうのがベストかしらね。
残り今シーズンは、幻の台地にして北アルプスのロンダルキア、雲ノ平を踏破したいと思います。あとは下廊下とか、蓮華岳〜烏帽子岳あたりかな。