地震発生当日にもかかわらず予定通り飛行機が飛んでしまったので、昨年に引き続き北海道・羅臼の宿まるみに長逗留しにまいりました。当然、停電&断水でしたがかろうじて発電機と地下水が使えたうえ、2日目夜には復旧したためことなきをゲット。とはいえ電気よりなにより水が自由に使えないのは堪えました。水だいじ。というわけで早くも観光産業が大打撃を受けている北海道を、ちょびーっとだけでも復興支援すべく、「ミニくまちゃん展2」にも出展した昨年秋の羅臼岳登山記をしたためたいと思います。
今回の山行記録。
朝5時前。ウトロ側の岩尾別温泉まで送ってもらってスタート。
登山口にヒグマ目撃情報がたくさんあってビビる。
ちょいと登るとオホーツク海。
確かこの時のカメラはRX100M5。レタッチしているとはいえ十分ですな。
シラネニンジンの花。
クロマメの木。ブルーベリーが成るとか。
出発から1時間40分、極楽平までやってきました。
早くも色づくタカネナナカマド。
その実。
黄色いトンネル。
ジグザグに登る仙人坂。タカネトウチソウがニョキニョキ。
イワギキョウ。
チシマクモマグサ。
羅臼平にあがっていよいよ山頂をキャッチ。ヒグマも跋扈跋扈。
コケモモ畑が黒く色づく(?)と、甘くなってヒグマが寄ってくるそうです。
遠くに国後島を臨む。
ガンコウランの枯れたやつ。
というわけで4時間で1661mに登頂。
写真ではわかりにくいけど、けっこう高度感があります。
振り返ると知床横断道路。開通は1980年とわりと最近なんですね。
30分ほど休憩。
知床岬に向かう知床連山。いずれあっちにも行ってみたい。
帰りは羅臼側に下ります。早速ヒグマのうんこがお出迎え。
屏風岩まではかなりの下り。途中ガレてて危なし。
でも立派だなー。
泊場。
温泉成分で地獄谷の様相。一応テントが張れるみたいです。
さらにスズラン峠まで登り返し、まだまだ続く下山ルート。
木のマタマタを見ると。
キノコちゃん。
下山だけでコースタイム4時間半だもの。そら、しんどいさ。
というわけで全行程9時間20分のスルーハイクでございました。幸いヒグマには遭遇しなかったものの、とにかく羅臼側への下山ルートがつらかった。今回は羅臼側からのお迎えをお願いしていたのでしかたない面があったにせよ、レンタカーでアクセスするならウトロ側からのピストンで良いかと存じます。
欲をいえば知床峠から西ルンゼを一直線に登れるルートがあれはいいんですが、世界遺産に登録された今は無理筋のようですね。
斜里岳登山へと続きます。