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ここ1年半ほど腕時計はカシオさんからいただいたプロトレックPRW-7000を愛用しているんですが、「そろそろスマートウォッチも気になるよね」ということで注目していたプロトレックスマートWSD-F30をですね、なんということでしょう、こちらもご提供いただけるとのことで、タダより怖いものはないとおののきながらも遠慮なく頂戴しました。
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発売日前にお借りしていたサンプル機による動画レビューはこちら。

その本文にもしたためておりますが、ともあれ最大の美点は(従来品に比べ)小型軽量化されて普通のプロトレック感覚で使えるようになったことでしょう。特に省電力モードで表示されるモノクロのデジタルフェイスは、PRW-3100シリーズにも似て軽やか。重さ83gなので、124gのPRW-7000から乗り換えるとめちゃくちゃ軽く感じます。

テストでは丹沢の大倉尾根と高尾山の稲荷山コースを歩いて、主にアプリ「YAMAP」による現在地把握とGPSログを取得に用いました。いずれもiPhoneで実現できる機能ながら、登山中に大きな本体をいちいち引っ張り出すのは大仰だし(グローブしてたら指紋認証されないし、バラクラバ被ってたらFace IDも使えない)、特にこの時期は常時モバイルバッテリーにつないでおかないと寒さで電源が落ちるため、手元で全てが完結し低温に強いのはありがたい。

ただまあ、気になる点もございまして、まず動作が全体的にもっさり。特にアプリの起動が遅くW-ZERO3などスマホ黎明期のモデル並です。そしてこれは初代から誰もが指摘するところですが、磁力で繋がる専用充電ケーブルと本体の接続がめちゃくちゃモロくちょっとした衝撃ですぐに外れてしまうこと。自宅ならまだしも狭いテント内だと寝返り打っただけで外れそう。一応別売りアクセサリーで充電ホルダーが販売されていますが2000円となかなかのお値段。せめて本体に同梱してほしいところですが、抜本的に解決するなら充電ケーブル自体をUSB-Cあたりに見直した方がよいんじゃないかと思います。

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で、今月はもうひとつスマートウォッチを入手しまして、それがApple Watch Series4です。
ある媒体のレビュー用にアップルから借りたものながら、一度装着してみたら手離せなくなり、いきおいPayPay祭りで得たポイントとビックカメラポイントを振り絞って買ってしまいました。

もともとApple Watchに対しては1日ちょっとしかもたないバッテリーがネックで、どんなに利便性が高かろうが導入は見送りしていたんですが、これを腕時計だと思うと確かにその通りだし、いざというサバイバル環境では有無をいわさずPRW-7000一択でありますが、これは腕時計じゃなくて実はiPhoneのランチャーであり、生体モニターであり、ライフロガーであり、現時点におけるウェアラブルコンピューターの最適解と捉えたら必要だし毎日の充電も厭わないぜ!って結論に至ったのです。

詳しくはおなじみの動画レビューと某媒体での記事をご参照いただくとして、とにかくこれは一度使ってみないと良さが伝わらない類のプロダクトゆえ、携帯キャリアは1カ月試用キャンペーンなんかを張ると契約が増えるんではないかと思います。

バッテリーのもちは当然ながら、デメリットは寝ても覚めても装着しておきたいのでいつ充電するかタイミングが見計らえないこと。これは10分ていどで満充電できれば入浴中に済むんではないかと思う半面、近年高齢者の入浴中の死亡事故も多いので、将来的に入浴モニター機能を持たせそうな気もして、ますます充電タイミングがわからなくなるため、いっそのこと中距離ワイヤレス充電がファイナルアンサーなのかなと思われます。

なお、Apple Watchとプロトレックスマートの使い分けですが、日常生活ではApple Watchを、登山ではプロトレックスマートを、それぞれ使いたいなと考えています。特にApple Watchは4時間以上のGPSログ取得ができないので、プロトレックスマートは今後の縦走で使ってみたく。

というわけで2019年1本目のエントリが1月末になってしまいました。