うっかり2月はエントリし忘れましたね。表題の通り、2015年8月に購入したスズキ バーグマン200を売却しました。主な理由は「1年以上乗っていなかったから」。バッテリーもあがっておりました。
去年はあいちトリエンナーレも瀬戸内国際芸術祭もあったんですがどちらにも行かず、行けず、結果グランドツーリングをしなかったせいもございます。日常生活でも、慌ててバイクで駆けつけるというシーンや、女の子を後ろに乗せて走るシーンが一度もありませんでした。しかし乗らなくても駐車場代はかかります。埃をかぶっているバイクを見るたび心も痛む。
そんなわけで重い腰をあげバイク買取業者を召喚。結果的に「6年落ち(2014年モデル)」「走行1万kmちょい」「バッテリー切れ」「側面に傷あり」といったコンディションから、17万5000円で売却できました。購入金額はオプション込みで60万円ほどなので、5年で3分の1以下まで落ちた計算です。ETCもGIVIも付いてるだけどなあ…。
ともあれ、そこで気づいたあれやこれやを共有いたしますね。
まず絶対に、複数の買取業者の査定・見積もりを同時におこないましょう。同時というのは「同時間帯に家に呼ぶ」ということです。申し訳ない気持ちなどマジ不要。彼らはその場にいない競合をとことんディスっていかに自分の提示金額が妥当か、有利かをアピールします。心情的にすべての見積りを検討して好条件に決めたいところですが、彼らの事情がそうはさせないのです。
なぜなら、来た以上はバイクを持って帰りたいから。
彼らの立場になって考えてみましょう。1日レッカーに乗ってお客さんの場所に行けるのは、うまくいって5〜6軒。行ったからにはバイクを載せて帰りたい。若干損してでも手ぶらで帰るのは避けたい。なぜならタダ働きになるからです。
ぼくの場合、避けたつもりでしたがたまたま2社がほぼ同時にやってきました。
いっせーので、で提示された金額はわずか8〜9万円。「これでもキャンペーンで1万円アップしてるんですー」「エンジンがかからないから実際の状態がわからない」「フロントフォークが錆びててうんたらかんたら」「傷もある」「給油ポンプが動いていない気がする」などなど、あらゆる不備を指摘してきますが惑わされぬよう。
そして1回目の提示で決めてはいけません。これはいわばオークションなのです。しかも上限ギリギリの戦いではなく、「これくらいで買えたら嬉しいなー!」というラインの見せ合いっこ。公共事業の入札に近いかもしれませんね。おそらく紳士協定でもあるんでしょうか。この時、最高額を出した業者に対して、負けた業者が口を挟むことはありません(今回はなかった)。
ともあれ20万円は堅いと思っていたので、購入したディーラーに電話します。すると「さすがに9万円は安すぎるので、今日にでもピックアップして見積もりしますよ」と心強い弁。それを伝えるとまた「ディーラーはレッカー代を請求するはず」「持っていかれたら相手の言い値ですよ」と食い下がり、そうこうするうち、とうとう買取金額は15万円になりました。おい、最初の9万円はなんだったんだ!
もはや信用ゼロ。たとえ損してもいい、お世話になったディーラーに引き取ってもらいたい。
というわけで1社が脱落。最後に「18万円まで出せたのにな」という捨てセリフを残して。おい、9万円の倍やぞ!
その間、なぜかずっと静観していたのがもう1社。スズキのディーラーもやっているという同社の担当は、物静かながらも「18万円は悔し紛れの捨てセリフでしょうね」「さすがに販売価格を考えたら18万円では無理ですよ」「でも手ぶらで帰りたくないんですよ」と本音ベースでたたみかけます。いや、もはや何を言われても信用がありません。
とはいえこちらも当日中にバイクを処分したい。この「手ぶらで帰りたくない」「さっさと処分したい」互いの事情が査定を大きく左右するのです。そして、これもいけないところですが、だんだん面倒になってきます。この1社はどうしたら帰るんだろうか?そのことばかり。
根負けというんでしょうか「じゃあ、18万円なら売りますよ」と提示しました。すると「ちょっと相談させてください」。結果、バッテリー代だけは勘弁してほしいとのことで、17万5000円で交渉がまとまったのでした。
これが正解だとは思いませんが、少なくとも最初に提示された金額の倍です。実際、中古車市場で同じような条件の個体を検索したら30万円台後半だったので、あれこれ修理・整備しなおしても儲けはあるでしょう。
つまり
・中古車市場の相場をチェックしておこう
・今すぐ売らなくてもいい状況で
・複数の買取業者を同時間帯に呼ぶ
・見積もり額の倍はいける
・1回目の査定は無視
・いいわけは無視
することで高価買取されるかと存じます
いや、マジで信用ならない。
で、次なるモビリティですが自転車も放置しがちなので、いよいよシェアサイクルを契約しようかと考えています。旅先でもレンタサイクルやレンタカー、タクシーを使う所存。ともあれバーグマン200は良いバイクでした。フェリーに乗って瀬戸内まで行ったし、陸路で能登半島の先っちょまで行ったし、お世話になりました。ばいばい。
信用のおけないバイク買取業者
そんなわけで重い腰をあげバイク買取業者を召喚。結果的に「6年落ち(2014年モデル)」「走行1万kmちょい」「バッテリー切れ」「側面に傷あり」といったコンディションから、17万5000円で売却できました。購入金額はオプション込みで60万円ほどなので、5年で3分の1以下まで落ちた計算です。ETCもGIVIも付いてるだけどなあ…。
ともあれ、そこで気づいたあれやこれやを共有いたしますね。
まず絶対に、複数の買取業者の査定・見積もりを同時におこないましょう。同時というのは「同時間帯に家に呼ぶ」ということです。申し訳ない気持ちなどマジ不要。彼らはその場にいない競合をとことんディスっていかに自分の提示金額が妥当か、有利かをアピールします。心情的にすべての見積りを検討して好条件に決めたいところですが、彼らの事情がそうはさせないのです。
なぜなら、来た以上はバイクを持って帰りたいから。
彼らの立場になって考えてみましょう。1日レッカーに乗ってお客さんの場所に行けるのは、うまくいって5〜6軒。行ったからにはバイクを載せて帰りたい。若干損してでも手ぶらで帰るのは避けたい。なぜならタダ働きになるからです。
ぼくの場合、避けたつもりでしたがたまたま2社がほぼ同時にやってきました。
いっせーので、で提示された金額はわずか8〜9万円。「これでもキャンペーンで1万円アップしてるんですー」「エンジンがかからないから実際の状態がわからない」「フロントフォークが錆びててうんたらかんたら」「傷もある」「給油ポンプが動いていない気がする」などなど、あらゆる不備を指摘してきますが惑わされぬよう。
そして1回目の提示で決めてはいけません。これはいわばオークションなのです。しかも上限ギリギリの戦いではなく、「これくらいで買えたら嬉しいなー!」というラインの見せ合いっこ。公共事業の入札に近いかもしれませんね。おそらく紳士協定でもあるんでしょうか。この時、最高額を出した業者に対して、負けた業者が口を挟むことはありません(今回はなかった)。
ともあれ20万円は堅いと思っていたので、購入したディーラーに電話します。すると「さすがに9万円は安すぎるので、今日にでもピックアップして見積もりしますよ」と心強い弁。それを伝えるとまた「ディーラーはレッカー代を請求するはず」「持っていかれたら相手の言い値ですよ」と食い下がり、そうこうするうち、とうとう買取金額は15万円になりました。おい、最初の9万円はなんだったんだ!
もはや信用ゼロ。たとえ損してもいい、お世話になったディーラーに引き取ってもらいたい。
というわけで1社が脱落。最後に「18万円まで出せたのにな」という捨てセリフを残して。おい、9万円の倍やぞ!
その間、なぜかずっと静観していたのがもう1社。スズキのディーラーもやっているという同社の担当は、物静かながらも「18万円は悔し紛れの捨てセリフでしょうね」「さすがに販売価格を考えたら18万円では無理ですよ」「でも手ぶらで帰りたくないんですよ」と本音ベースでたたみかけます。いや、もはや何を言われても信用がありません。
とはいえこちらも当日中にバイクを処分したい。この「手ぶらで帰りたくない」「さっさと処分したい」互いの事情が査定を大きく左右するのです。そして、これもいけないところですが、だんだん面倒になってきます。この1社はどうしたら帰るんだろうか?そのことばかり。
根負けというんでしょうか「じゃあ、18万円なら売りますよ」と提示しました。すると「ちょっと相談させてください」。結果、バッテリー代だけは勘弁してほしいとのことで、17万5000円で交渉がまとまったのでした。
これが正解だとは思いませんが、少なくとも最初に提示された金額の倍です。実際、中古車市場で同じような条件の個体を検索したら30万円台後半だったので、あれこれ修理・整備しなおしても儲けはあるでしょう。
つまり
・中古車市場の相場をチェックしておこう
・今すぐ売らなくてもいい状況で
・複数の買取業者を同時間帯に呼ぶ
・見積もり額の倍はいける
・1回目の査定は無視
・いいわけは無視
することで高価買取されるかと存じます
いや、マジで信用ならない。
で、次なるモビリティですが自転車も放置しがちなので、いよいよシェアサイクルを契約しようかと考えています。旅先でもレンタサイクルやレンタカー、タクシーを使う所存。ともあれバーグマン200は良いバイクでした。フェリーに乗って瀬戸内まで行ったし、陸路で能登半島の先っちょまで行ったし、お世話になりました。ばいばい。