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毎年恒例、本州より1カ月近く早い梅雨明けの沖縄に2021年もまた旅してきたのですが、そのついでに物件を探していたらめちゃくちゃ理想的なやつに巡り合ってしまったので、いきおいにまかせて契約しちゃいました。前回のお誕生日エントリでしたためた通り、25年ぶりの沖縄暮らしがはじまります。
場所は本島北部のやんばるエリア、本部半島。決め手は「ほぼ1年中、部屋から海に沈む夕日が拝める」「ビーチまで徒歩1〜2分」という夕焼けハンター垂涎のロケーションだったからです。

沖縄は西側に住めばどこでも夕焼けが楽しめそうかと思いきや、本島じたいがななめに傾いているため「海に沈む夕日」となると意外とエリアが限られ、中部だと宜野湾・北谷・読谷くらい。人気のエリアだけに物件も高額です。読谷はともかくおおむね中部は人口が多く常に渋滞に巻き込まれがちなのと、肝心の海があまり綺麗ではない印象なので、最初から北部で探していました。南部は空港からも近いし穴場だとは思うものの、自然豊かな北部にアクセスするためには必ず中部を通らないといけないので個人的にはパス。

とはいえ北部もまあまあ地形が微妙でして、「海に沈む夕日」って意外と見られないんですけども、「Google Maps」と「Sun Seeker」と現地ドライブと駆使してエリアを集落レベルにまで絞って探せば、あるにはあるんですねえ。

いったん最低限の生活が送れるよう各種準備が必要なのですが、当面の課題は「東京の部屋をどうすっか問題」と「沖縄での移動手段としてクルマを買うか、レンタカー都度利用するか問題」です。

千駄ヶ谷の家賃は決してお安くないので(それでも相場からしたらめちゃくちゃ安い)、引っ越しは避けられないものの、それでもやっぱり都心にこだわるか、成田・羽田へのアクセスが良くリーズナブルな町に引っ越すか、思い切って自然いっぱいのエリアにするか、思案のしどころです。沖縄での移動手段はしばらくレンタカーで様子見でしょう。リースにしたり買ったりすると、那覇空港近辺にも月極駐車場を借りないといけませんからね。

というわけで、夕焼けを求めて沖縄に帰ります。

あらためて思い返してみると、本当はもっとずっと前から考えていたことでしたが、どこか東京の仕事と生活と人間関係にかまけて、考えないようにしていました。10年とはいわないまでも、決断が5年くらい遅かったような気もしないでもありません。しばらくは二拠点生活となるので移住や永住といったたいそうなものでもありませんし、終の棲家や骨を埋める場所はまた違うところになるのかもな、という予感もあります。無論それすらあてにもなりませんけども、だからこそ、いわばこの"いまわ"のひとときを愛すべき場所で送りたいなと正直に考えてのことでした。

うわー、違ったわー。やっぱ東京たのしーわー、と思ったらすぐ撤退しますのご了承ください。